生理前の頻尿について知っておきたいこと

生理前になると、決まってイライラしたり、腹痛や腰痛がでてきたり、便秘が多くなったりするなどさまざまな身体の不調が現れてきます。人により症状の現れ方には違いがありますが、毎月決まって訪れることから憂鬱な気分になる方も多いことでしょう。

生理前にはさまざまな身体の不調が出てきますが、中には日常生活に支障が出やすい症状もあります。そのひとつが、頻尿です。

生理前になると必ず頻尿になり、仕事中でも頻繁に席を立たなければならなくなったり、外出先でトイレ探しに苦労したりすることから、人知れず悩んでいる方は多いのです。そこで、生理前の頻尿について原因や対処方法など知りたい情報を詳しくご紹介していきましょう。

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頻尿とは?

頻尿とは?

生理前になると決まって頻尿に悩まされているという方は、実はとても多いと言われています。では、具体的に頻尿とはどのような状態のことを言うのでしょうか。

頻尿とは、頻繁に尿意を感じ、トイレに入ったとしても少量の尿しか出ないことを言います。夜中に何度もトイレに目が覚めたり、外出先や仕事中でも短い間隔でトイレに行かなければならなかったりすることから、心身共にストレスにも繋がりやすい症状とされています。

生理前の頻尿の特徴は

生理前の頻尿の特徴は

頻尿というと、夜中に何回もトイレに行ったり不意にトイレに行きたくなるといったイメージがありますが、生理前の頻尿は少々異なります。

膀胱に水分が溜まると排出しようとするのですが、生理前は全身に水が溜まりむくんでいるので、膀胱に尿が溜まっていなくても排出するように動くのです。

ですから急にトイレという切羽詰った状態でも、少しの尿しか出ない・残尿感がある・何回も繰り返すといった症状が現れます。特に仕事や外出先では、トイレに行くタイミングを計るのが難しいかもしれません。

しかしこの状態は生理が始まれば治まるので、酷い排尿感がなければ月経前症候群の1つだと捉え、落ち着いて対処しましょう。

生理前の頻尿の原因は?

頻尿の原因について

頻尿になると、ひとつのことに長く集中することが難しくなったり、睡眠が途中で妨げられたりすることからストレスを感じやすくなります。では、生理前になると頻尿になってしまうのは何が原因なのでしょうか。

生理前になると頻尿になる原因としては、さまざまなものがありますが、まずご紹介したいのが黄体ホルモンの存在です。

黄体ホルモンとは女性ホルモンの一種で、生理前に多く分泌されることから、頻尿などさまざまな体調不良の原因になっていると考えられています。では、具体的に黄体ホルモンとはどのような働きをするものなのでしょうか。

黄体ホルモンについて

黄体ホルモンについて

生理前に頻尿が起きやすくなるのは、この時期に多く分泌されている黄体ホルモンが原因のひとつと言われています。では、黄体ホルモンとは具体的にどのような働きをするものなのでしょうか。

黄体ホルモンは、排卵後から生理が始まるまでの期間多く分泌される女性ホルモンで、主に排卵された卵子のために働きます。

排卵された卵子が着床しやすいように子宮内部の状態をよりよい環境に整備したり、受精した卵子が順調に育つように体温や子宮周辺の環境を安定させたりする働きがあります。

しかし、この黄体ホルモンの働きが身体にとっては悪影響に繋がることがあるのです。どのような働きが悪影響に繋がってしまうのか、具体的にみていきましょう。

黄体ホルモンの膀胱へ影響

黄体ホルモンの膀胱へ影響

生理前は黄体ホルモンが多く分泌されるため、身体にさまざまな変化が生じます。黄体ホルモンは排卵された卵子が着床しやすいように、たくさんの栄養を身体に取り込み、水分も保持しようとします。その結果、必要以上の栄養や水分が体内にたまり、満杯の状態になってしまいます。

また、受精した卵子が順調に育つように子宮周辺の筋肉の動きを抑制し、安定した環境を保持しようとします。その結果、新陳代謝が低下し子宮周辺の腸や膀胱の動きも抑制させてしまうのです。

このようなことが重なったことから、頻尿など身体に悪影響が発生してしまいます。基本的に黄体ホルモンは卵子のために働くため、それを最優先させようとしますから、身体のあちこちに不具合が生じても分泌が緩むことはないのです。

さまざまな悪影響

さまざまな悪影響

黄体ホルモンは、卵子のために働くため、身体に不調が生じても分泌がおさまることはありません。頻尿は身体に生じる悪影響のひとつですが、それ以外にもさまざまな不調が生じます。

人によって症状の現れ方は異なりますが、頭痛がしたり、吐き気が治まらなかったり、食欲がとまらなくなったり、便秘が多くなったり、寒気や倦怠感に悩まされたりすることもあります。

生理前になると、このようなさまざまな身体の不調が現れることを「月経前症候群」と言い、多くの女性が悩んでいると言われています。

月経前症候群の原因は、頻尿の原因でもある黄体ホルモンと言われており、分泌が過剰になるほど症状は悪化しやすいと言われています。

妊娠の可能性も 妊娠超初期症状

妊娠の可能性も 妊娠超初期症状

生理前に良くある頻尿は、月経前症候群の1つだけでなく妊娠超初期症状でも同じような症状が現れます。生理前の頻尿は大体生理開始1週間前くらいから現れるのが一般的で、妊娠していた場合この時期は妊娠3週目にあたります。

受精卵が着床すると、体内の水分や血液の循環が促進され腎臓機能がアップするようになります。これまでに溜まった老廃物を全て排出して新しい血液や水分で十分な栄養や酸素を送ろうと、体がすでに赤ちゃんを育てる環境へと変化し始めているのでしょう。

この時点では妊娠検査薬はきちんと計測できませんから、生理予定日まで待ってから使うようにしましょう。

生理前の頻尿の対策

頻尿の対策

生理前の頻尿は黄体ホルモンの影響からくるもので、月経前症候群のひとつとして多くの女性が悩んでいることです。しかし、誰にでも起こりうることだからと言って我慢する必要はありません。

生理前の頻尿は、きちんと対策することで和らげることができるでしょう。まず、頻尿の原因である黄体ホルモンの分泌をコントロールする必要があります。

黄体ホルモンの分泌が過剰になると、それだけ身体への悪影響が加速し頻尿がひどくなるケースがあるので、まずはコントロールすることから対策していきましょう。

黄体ホルモンのコントロール方法

黄体ホルモンのコントロール方法

黄体ホルモンが過剰に分泌されると頻尿が悪化しやすいため、コントロールすることが必要です。黄体ホルモンの分泌をコントロールするためには、まず睡眠と食事のリズムを規則正しいものに変えていきましょう。

夜寝る時間と朝起きる時間を、毎日できるだけ同じ時間帯に近づけ、食事の時間も朝昼晩、おやつと明確に時間を設定するようにしてください。睡眠と食事の時間を規則正しいものにするだけで、体内時計のリズムが整ってきます。

体内時計のリズムが整うと、黄体ホルモンをはじめとした女性ホルモンの分泌量が安定してくるため、過剰に分泌されたり、少なすぎたりすることが減ってくるでしょう。

身体へのストレスは少なめに

身体へのストレスは少なめに

頻尿の原因である黄体ホルモンの分泌を抑えるなら、身体へのストレスを少な目にしましょう。例えば、暴飲暴食しがちで、アルコールを摂取する量も多く、ヘビースモーカーだという方は、身体に大きな負担をかけていることになります。

特にアルコールやタバコは、摂取しすぎると毛細血管が収縮して血流が悪くなったり、血液がドロドロになったりして、ホルモンだけでなく身体のあちこちに不具合を発生させやすくします。

いつもひどい頻尿に悩まされているという方は、生理前の期間だけでも身体へのストレスを最小限にしてあげましょう。

心へのストレスも少なめに

心へのストレスも少なめに

頻尿の原因である黄体ホルモンの分泌量は、心のストレスによっても変動します。育児疲れや職場のストレス、人間関係のトラブルに悩まされている方は、自律神経が乱れやすく、ホルモンの分泌量にも影響してくるでしょう。

心のストレスを緩和させるには、適度にストレスを発散させるのがイチバンです。好きなことに集中したり、リラックスできる音楽を聞いたり、香りで気持ちをリフレッシュさせることで、ストレスをためすぎないようにしましょう。

カフェインの利尿作用は逆効果!?

カフェインの利尿作用は逆効果!?

生理前に頻尿に悩まされている方の中には、なかなかスッキリしない尿意をどうにかしたいと、コーヒーを大量に飲むことがあります。コーヒーの利尿作用を利用して、一度にスッキリさせたいと考えるようですが、実は逆効果の行為なのです。

コーヒーに含まれているカフェインには、確かに利尿作用がありますが、過剰に摂取しすぎると黄体ホルモンの分泌を増やしてしまう可能性があるため、根本から解決することには繋がらないのです。また、カフェインの作用により自律神経も乱れやすくなるため、悪循環に陥ってしまうこともあるでしょう。

カフェインの摂取を控えたことで、頻尿が回復した例もありますので、試しにノンカフェインにチャレンジしてみてください。コーヒーだけでなく、緑茶や紅茶にもたくさんカフェインが含まれていますから、飲みすぎないようにしましょう。

軽い運動で汗をかく

軽い運動で汗をかく

頻尿を少しでも抑えたい時は、排尿以外にも体外に水分を排出する方法を実行しましょう。一番簡単なのが汗をかく事で、軽い運動をすれば血行も良くなるため、頻尿以外の月経前症候群にも効果があります。

無理して強度の高い運動をすると貧血になってしまう可能性があるので、ウォーキングなど軽い運動でも十分です。サウナも良い方法ですが、体調が低下している時期ですから、入ったら無理をせず早めに出るようにしましょう。

それから、ずっと冷房を使っていたり運動をする機会がないと、汗腺は閉じられ尿が近くなると言われています。外が汗ばむ陽気ならば冷房を切っておきましょう。そうすれば冷え性も頻尿も防げます。もちろん、運動する時は自分の体調と相談してからにしてください。

尿意の我慢は膀胱炎に

尿意の我慢は膀胱炎に

生理前に頻尿になると、頻繁にトイレに行くのが面倒になることがあります。また、周りの人たちに気を使い、ついついトイレに行くのを我慢してしまうこともあるでしょう。

しかし、頻尿だからと我慢し続けていると膀胱炎などの病気を発症してしまう恐れがあります。

膀胱炎になると、より頻繁にトイレに行かなければならず、血尿が出はじめることもあるため、尿意は我慢しすぎないようにしましょう。

お水はきちんと摂取すること

水はきちんと摂取すること

生理前の頻尿をどうにかしたいと、お水を飲むのを控える方がいらっしゃいますが、新陳代謝がより低下し、逆効果になります。喉が渇く前に、こまめに水分補給するようにしましょう。

また、汗をかいて水分を外に逃がそうとするときも、水分摂取を控えると脱水症状を引き起こしてしまいますので、サウナや運動で汗を流した時には、しっかりその分水分を摂るようにしてください。

我慢できない頻尿の場合

我慢できない頻尿の場合

生理前の頻尿は、時に膀胱炎など病気から来る場合もあります。我慢できないほどの頻尿を感じたときは、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。

膀胱炎の場合、処置が遅れると症状が悪化してしまうことがありますので、早めに駆けつけることが重要です。

また、黄体ホルモンの分泌過剰による頻尿の場合でも、低用量ピルなどで分泌量を抑えることで症状を緩和させることができます。低用量ピルを使用することで、乱れがちな生理周期も整えることができるので、頻尿に限らず、生理不順に悩んでいる方も一度病院で診てもらうようにしましょう。

まとめ

生理前の頻尿について原因や対策など幅広くご紹介しました。頻尿の主な原因は、黄体ホルモンですが、排卵された卵子が育つために必要なものです。ただ、過剰に分泌されることで身体に悪影響が出たりすることもあるため、さまざまな対策でコントロールしていきましょう。

睡眠や食事の時間を見直したり、ストレスに向き合ったり、カフェインの摂りすぎに注意したりしながら、少しずつ頻尿の原因を根本から解決していけるようにしましょう。生理は毎月訪れるものだからこそ、生理前の頻尿という不調を少しでも早く取り除いていってください。

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