生理前の肩こりで知っておきたいこと 症状は? 原因は? 対処方法は?など

生理前になると必ず肩こりがひどくなる。こんな経験をする女性も多いようですが、生理前になると肩こりがひどくなるのはいったいなぜでしょうか?

通常、肩こりの原因というと、血行不良、運動不足、眼精疲労、疲れ、ストレスを思い浮かべます。生理と肩こりに関係があるとは意外な気もしますが、肩こりは生理前に起こる「月経前症候群」のひとつ。生理前の肩こりに悩まされる女性は非常に多いといわれています。

生理前の肩こりに上手に対処するには、どうして生理前になると肩こりになるのか、その原因や肩こりが起こるメカニズムについて把握しておく必要があります。生理前の肩こりの原因・症状・対処方法についての正しい知識を備え、辛い肩こりの改善に役立てましょう!

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生理前の肩こりの原因とは?

生理前の肩こりの原因とは?

生理前の肩こりの原因は、女性ホルモンの分泌変化による体調不良にあります。排卵日以降生理開始までの間は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌に大きな変化が起こる時期。急激に変化するホルモンバランスに体がついていけずに、さまざまな不調が生じてしまいます。

生理前の体調不良の症状をいくつか挙げてみましょう。生理前の症状は一人一人の女性によって異なります。その中でも、頭痛、腹痛、イライラ、眠気、胸の張りはほとんどの方に共通する症状といわれています。

他にも腰のだるさ、肩こり、背中・腰の痛み、吐き気、寒気、のぼせ、ほてりなど、生理前に感じる症状は多岐にわたっています。肩こりもまた生理前の症状のひとつで、これら生理前の症状を総称して「月経前症候群」と呼んでいます。

月経前症候群の症状とは?

月経前症候群の症状とは?

月経前症候群とは生理予定日の10日から3日前に体と心に起こる不調を総称したもので、生理のある女性のうち約9割近くの方がなんらかの形で症状を感じる、と答えています。

月経前症候群の原因は、上記に挙げた女性ホルモンの分泌の変化にありますが、これに加えてストレスや過労、生活習慣や食生活の乱れ、性格や考え方なども生理前の症状のあらわれ方に影響を及ぼすといわれています。

月経前症候群は生理が始まると症状は収まりますが、肩こりや頭痛が慢性的に起こっている方は、生理が始まっても症状がそのまま続くこともあります。生理前の肩こりの症状を慢性化させないように注意しましょう。

月経前症候群の対処法

月経前症候群の対処法

月経前症候群の特徴は、生理前の一時期に起こること。体と精神状態の不調は、生理が始まると自然に収まっていきますが、生理不順や基礎体温にばらつきのある方は、生理中も引き続き不調が続いてしまいます。

肩こり、頭痛、腰痛といった生理前の症状を個別に捉えて対処していては、その場限りの対処療法に終わりかねません。

月経前症候群や生理中の不調の根本的な改善に必要なのは、体を内側から整えていくこと。その場しのぎの対処療法だけでなく、体調を整え、女性ホルモンの分泌を正常に戻してやるように、生活習慣や食習慣をきちんと見直すことが必要です。

生理前の肩こりの症状について

生理前の肩こりの症状について

生理前の肩こりは単独でこれ一つ生じるのではなく、頭痛、腰痛、吐き気など、その他の症状を伴居ます。生理前はひとつの症状が引き金になり、また別の症状が起こりやすくなる傾向にあります。

肩こり、頭痛、むくみ、吐き気といった症状の主原因が、血行不良にあることは間違いありません。また腰痛や腰のだるさ、全身の倦怠感などに関しても、血流やリンパの流れが悪くなっていることが原因の一端。生理前の肩こりは他の症状にもつながっていることを理解しておきましょう。

肩こりが発生する原因、仕組みとは?

肩こりが発生する原因、仕組みとは?

生理前の肩こりに対する対処法を考える前に、まずは肩こりが生じる仕組みについて把握しておきましょう。肩こりにはいくつかの原因があり、これらが複雑に絡み合うことにより、慢性的な肩こりの症状が生じます。

肩こりの原因は、生活習慣・生活態度や仕事・家事の内容にあることが多く、肩こりになりやすい状況を変えなければ、一時的な肩こりから慢性的な肩こりに変わってしまいます。

姿勢の悪さ

姿勢の悪さ

前かがみの姿勢での作業を続けること、同じ体勢を取ったままでいること、同じ部分に力を入れて作業を行うこと、手芸やパソコンでの作業を長時間続けること。

このように肩や首の筋肉に負担をかける姿勢を取り続けると、一部分の筋肉だけが収縮してしまいます。これにより乳酸などの疲労物質が蓄積され、筋肉が強張る、そして強張った筋肉が血管を圧迫し、血液循環が悪くなる。これが肩こりが生じるプロセスになります。

ストレスや緊張感によるもの

ストレスや緊張感によるもの

ストレスを感じやすい方やあがり症の方に多いのがこのタイプ。緊張感やストレスにより知らず知らずに肩に力を入れてしまい、筋肉を強張らせてしまいます。

緊張性の肩こりは緊張状態が解けると、自然に良くなりますが、あがり症の方やストレスを溜め込みやすい方は、一時的な肩こりを慢性化させる傾向があります。

冷え性によるもの

冷え性によるもの

体に冷えやむくみがあると、体自体が自ら体温を維持しようと、血管や筋肉を収縮させます。血管や筋肉が収縮することにより、血流やリンパの流れは悪くなり、血行不良が生じます。

交感神経と副交感神経のバランスも崩れることがあり、これにより痛みを生じさせる物質が作られ、不快感や痛みとなってあらわれます。冷え性は体調不調の隠れた原因になりかねません。

慢性的な運動不足

慢性的な運動不足

運動不足もまた肩こりの原因のひとつ。デスクワークの多い方、体を動かすことが嫌いな方、普段からあまり歩かない方など、慢性的な運動不足に陥っていると、筋肉の力が衰えてしまいます。

運動不足は肩こりだけでなく、頭痛や体重増加、代謝機能の低下も招きます。

生理前の肩こりの対処法について

生理前の肩こりの対処法について

生理前の辛い肩こり、なんとか少しでも楽にしたいものです。生理前は肩こりだけでなく、頭痛やイライラなど他にもさまざまな不調が生じる時期。頭痛、イライラ、肌荒れ、むくみなど、女性にとっては身体的にも精神的にも辛い症状がたくさん出てしまい、さらにイライラを募らせます。

肩こりの症状が比較的軽い場合には、そのうちなおるからと放置する方も多いようですが、肩こりの症状を軽視していると慢性化してしまい、生理前だけでなく生理中や生理後にも肩こりに悩む羽目になりかねません。さらに肩こりがひどく、目を開けるのも辛いほど重症になると、その悪影響は全身に及びます。たかが肩こりと軽く考えずに、出来るだけ改善していくようにしましょう。

体を冷やさない

体を冷やさない

肩や手足の先、首周りを冷やさないようにしましょう。冷房のきいた室内にいるときは、厚めの靴下を履いたり、ひざ掛けなどを利用して、下半身の冷えにも注意するようにしてください。

めまいや吐き気がするほど肩こりがつらい場合には、蒸しタオルなどで肩を温めるようにしましょう。入浴の際にはシャワーではなく、半身浴でゆっくり浴槽に浸かるようにします。ぬるめのお湯にじっくり浸かることは、肩こりだけでなく、腹痛やむくみの症状の改善にも役立ちます。

冷え性は生理痛や月経前症候群の悪化にもつながります。体の深部の冷えは体の不調や病気を招くリスクもあるいわれています。生理前や生理中だけでなく、普段から体を冷やさないよう、薄着はなるべく避けるようにしましょう。

適度な運動 肩のストレッチ

適度な運動 肩のストレッチ

同じ姿勢で長時間作業をするのは絶対にやめましょう。デスクワークや手作業を行っている場合には、20分に一回、必ず休憩を取るようにします。

姿勢を変え、出来れば一度立ち上がり手足を伸ばすようにします。手足のストレッチや肩の体操などを軽く行うようにするとさらに効果的。肩のこりをほぐすように、肩と首を回したり、手の上げ下げを行うことにより、肩や首の緊張が取れます。

自宅で行う場合にはまず蒸しタオルで温めておき、そのあと肩回しやマッサージなどを行うとさらに効果的です。

肩こりのツボを試してみる

肩こりのツボを試してみる

肩こりに効くツボを覚えておくと便利です。肩こりのツボというと「肩井」。肩井の位置は首の付け根近く、両肩のくぼみにあります。首の付け根のあたりには、肩井以外のツボもいくつかありますので、自分で触って気持ちいいと感じるところを探し、ゆっくり押しては離すを繰り返しましょう。

他にも頭のてっぺんにあるツボ「百会」や首の後ろ側にあるツボ「天柱」なども、肩こりに効くといわれています。ツボマッサージなら家事や仕事の合間に簡単に出来ますので、生理前の肩こり解消にもぜひ役立てましょう。

肩、首、頭だけでなく、手のひらや腕にあるツボも覚えるようにすると、肩こりだけでなく頭痛やむくみ改善にも効果的です。

姿勢に注意する

姿勢に注意する

肩こりになりやすい方は普段から姿勢が悪いといわれています。猫背になったり、歩くときに前かがみになった姿勢を取るのも肩こりの原因のひとつ。どんなにストレッチや体操を行っても、姿勢が悪いと肩こりの症状はなかなか改善しません。

座っているときも歩いているときも前かがみにならないよう注意しましょう。デスクワークをしている方は、椅子の高さを調節し、背中を丸めた姿勢にならないようにします。

肩こりは薬で改善はできる?

肩こりは薬で改善はできる?

生理前の頭痛は頭痛薬を飲むことで緩和することが出来ますが、では肩こりは薬で緩和することが出来るのでしょうか。肩こりを緩和するための市販薬にはいくつかのタイプがあります。

肩こり解消の市販薬

肩こり解消の市販薬

肩こり解消の市販薬は内服薬と外用薬の二種類があります。内服薬の中でもっとも一般的なのが、ビタミンなどの配合されたもの。このタイプの薬は筋肉疲労や血行不良改善を目的としていますので、肩こり以外にも眼精疲労や腰痛の緩和に用いられています。また筋肉の緊張を取るため、筋肉弛緩成分を配合したものがありますが、こちらは上記のものよりも効き目が強くなります。

外用薬には湿布タイプのものと塗り薬タイプのものがあり、どちらも筋肉の炎症を鎮め、痛みを取除く作用があります。頭痛や腰痛を併発している場合にも使えますので、肩こり以外にも痛みの症状が出ているときに便利です。

病院で処方してもらう

病院で処方してもらう

市販薬では効き目が感じられない場合や、痛みが激しく日常生活に支障がある場合には、病院で診察を受けた上で薬を処方してもらうことが可能です。

また体質改善を試みたい方には、葛根湯などの漢方薬もお勧め。体の内側から冷え性が改善されることが期待できます。

規則正しい生活を心がける

規則正しい生活を心がける

生理前は普通にしていても体調が悪くなる時期。肌荒れ、にきび、肌のくすみ、体重増加、むくみ、ほてりなど、美容的な観点から見ても、生理前の時期は非常に過ごしにくい時期といえるでしょう。

生理前のこの時期は普段にも増して、生活習慣や食生活に注意を払い、出来るだけ規則正しく、健康的に過ごすようにしましょう。肩こり、頭痛、腰痛と体に痛みがあるため、つい食事を抜いてしまったり、睡眠時間が不規則になったりしがちです。

不規則な生活習慣は、すでに落ちている免疫力をさらに低下させてしまいます。生理前はいつもよりもさらに規則正しい睡眠や食生活を心がけるようにしましょう。

肩こりに効く食べ物

肩こりに効く食べ物

生活習慣を見直し、ストレッチなどの運動に加えて、食生活からも肩こり解消に取り組んでみましょう。血行不良の改善や疲労回復に効く栄養素は、ビタミンB群・ビタミンE・ビタミンC・カルシウム・ミネラル・クエン酸など。

野菜や果物を中心に、カルシウムを多く含む小魚やマグネシウムを含むナッツ類などを積極的に食べるようにしましょう。砂糖や炭水化物を過剰に摂取するのはやめ、すべての栄養素をバランス良く摂ることが重要です。

まとめ

生理前の肩こりの原因および対処法についてまとめてみました。肩こりと生理とはあまり結びつかないように感じられますが、生理前の肩こりは月経前症候群のひとつ。月経前症候群の原因は、排卵日を境に起こる女性ホルモンのバランスの乱れにあるとされています。

生理前の肩こりは生理に関わって起こるものではありますが、普段から肩こりの症状がある方は、生理前の肩こりが重症化する傾向にあります。生理前の肩こりの症状を緩和するには、普段から正しい姿勢を取り、生活習慣全体に気を配るようにしましょう!

辛い肩こりにはストレッチや肩や首の体操が効果的。ストレッチや体操の仕方を覚え、辛い生理前の肩こりを乗り切りましょう!

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