生理中のマッサージをするときに知っておきたいこと

生理中は生理痛だけでなく様々な不快な症状が現れます。頭痛や肩こり・むくみ・腰痛など、生理さえ終われば無くなるものと我慢してしまいがちですが、やはり少しでも症状が軽くなればと思うのは皆さん同じで、こういった症状をマッサージで一気に軽く出来たらと考える方も多いでしょう。

しかし、生理中はいつもと体調が違うためマッサージを受けると効果が出すぎたり逆効果になってしまうのではと考える方がいらっしゃる一方、ダイエット効果を期待して生理中に進んでマッサージに通う方もいて、生理中のマッサージに対する考え方がバラバラな現状があります。

そこで生理中のマッサージはOKなのかNGなのか、それぞれの意見をまとめてみました。

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生理中のマッサージがOKな意見

生理中のマッサージがOKな意見

生理中のマッサージをOKとする意見の多くは、生理痛や生理中に起こる症状の緩和や生理後のダイエット効果を期待したものが多いです。

生理痛が軽くなる

生理痛が軽くなる

やはり生理中のマッサージは、生理痛の緩和が目的と言えるでしょう。生理中は女性ホルモンの分泌が急激に下がって体が冷えやすい状態になるので、筋肉が少ない女性は血流が滞り生理痛が酷くなる方も多く、元から冷え性の方はなおさら辛い状態になってしまいます。

足湯やカイロなど外からの保温では間に合わないくらい体が冷えている場合は、マッサージで体の内側からも血流を促すのがもっとも手軽で効果的な方法と言えます。

リラックスできる

リラックスできる

マッサージを受けている最中に眠ってしまった経験を持つ方はとても多いですが、それはマッサージで体温が上がり副交感神経が優位になってリラックスするため、その結果眠ってしまうのだと考えられます。

生理中はイライラしてしまい感情が不安定になってしまう方がいらっしゃいますが、これはホルモン分泌の急激な変化に自律神経が刺激されて交感神経が優位になってしまうためです。

また、体の冷えも交感神経が優位になる原因の一つです。交感神経が優位になりがちな生理中にマッサージをすることで、自律神経のバランスを整える効果が得られるのです。

デトックス効果がある

デトックス効果がある

生理前の体は普段なら排出されるものまで溜め込んで妊娠に備えているので、生理前に便秘になったりむくみが酷くなるのは当然だと言えます。

生理が始まれば少しずつ解消していきますが、冷え性の方や筋肉量が少ない方は余分な水分や老廃物の排出が鈍って体内に残り、老化や肥満の原因につながります。

生理後もむくみが中々治らないと言う方が、その排出機能をブートアップするために生理中からマッサージを行っているのです。

生理中の腰痛や頭痛が軽くなる

生理中の腰痛や頭痛が軽くなる

マッサージの最大の効果は血行促進ですが、その働きが生理中の腰痛や頭痛緩和効果をもたらします。

生理中の頭痛の原因はホルモンバランスの乱れによる月経関連片頭痛と生理のストレスによる緊張性頭痛に分かれ、月経関連片頭痛は目がチカチカしたり頭の片方が脈打つように痛むのが特徴で、頭全体がギューッと締め付けられるように痛むのが緊張性頭痛です。

特にこの緊張性頭痛は首や肩の筋肉が緊張して血行が悪くなるのが原因なので、筋肉をほぐし血流を促進させるマッサージが効果的です。反対に月経関連片頭痛の場合のマッサージは逆効果となりますので気をつけましょう。

生理不順が改善できる

生理不順が改善できる

マッサージの血行促進効果は、生理不順の改善にも及びます。

一見関係がないように思えますが、生理不順の大きな原因は血行が滞って子宮や卵巣の環境が悪化し機能低下してしまうことや、ホルモンバランスが崩れて卵胞の成熟や排卵など、生理周期に発生する現象がおきにくくなることが挙げられます。

マッサージをすることで生理不順となる原因を解消できるため、生理周期が一定になってくるのです。

生理中のマッサージがNGな意見

生理中のマッサージがNGな意見

生理中のマッサージがダメという方は、むくみ取りや血行促進等のマッサージの効用が過剰に働いてしまうのでは、と考えている方が多いようです。

出血が増えやすい

出血が増えやすい

マッサージを受けると出血量が増えるから止めた方が良いという意見がありますが、一つ気をつけたいのはこの出血は傷口からの出血ではなく、子宮内膜であるということです。

確かにマッサージをすると血行が促進されて子宮収縮が強くなり、一時的に出血量が多くなることもあります。しかしこれは、これから数日をかけて少量ずつ排出される子宮内膜が一気に出たために多く見えるだけで、合計量は変わっていません。ですから注意すべきはその後ナプキンを頻繁に取り替えるなどの対策です。

貧血ぽい症状になりやすくなる

貧血になりやすくなる

日本人の女性は貧血に悩まされている方が多いのですが、生理中マッサージをして貧血になるのは、本当の貧血ではなく起立性低血圧と呼ばれるものが原因です。

マッサージをすると、血行が促進されるため血圧が下がります。血圧が下がると頭まで血液が回らなくなるので貧血を起こしたような状態になるのです。マッサージをしなくても、横になった状態から急に起き上がった時などにも同様のことが起こりやすくなります。

刺激が強い、強すぎる

刺激が強い、強すぎる

生理前から生理中にかけて肌トラブルが起こりやすくなりますが、これはホルモンバランスの変化が原因で保湿力が落ちるためです。この時期だけ基礎化粧品を敏感肌用に変えている方もいらっしゃるかもしれません。

そんな肌ですから、マッサージで肌をこするとあっという間にかゆくなったりかぶれる可能性が出てきます。特に肌にオイルをつけてマッサージするオイルトリートメントは刺激が強く出ることもありますので、オイルトリートメントを行うサロンでは生理中の客を断る所もあります。

腰や股関節の痛みが出る可能性も

腰や股関節の痛みが出る可能性も

生理中はリラキシンというホルモンが分泌されますが、股関節や骨盤を緩めて経血を排出しやすいようにする働きがあります。

生理前から生理中にかけて腰や股関節の痛みが出るのは、この働きによるものです。このように靭帯や骨が動きやすい時期にマッサージをしたりストレッチをすると、靭帯や骨盤に圧力を与えてゆがみの原因になると言われています。

お店で漏れたら嫌

お店で漏れたら嫌

店で受けるマッサージは、プランによっては1時間を越えるものもあります。1時間でも横になると、生理の出血量が多い日などは漏れてしまわないか心配になりますね。

マッサージによっては店から提供される下着だけになって受けることもありますので、漏れが気になってマッサージを受けてリラックスするどころではなくなってしまうでしょう。

店側でも生理中のお客様に対して対策を採っていますが、それでもやはり気になってマッサージの予約を取り消す方も少なくありません。

生理中はお断りの店がある

生理中はお断りの店がある

生理中と分かれば対応してくれるお店もありますが、その反対に生理中に施術を行うのを禁止している所もあります。

生理中の体調は本人にも分からない部分があり、本人は大丈夫と思っても実際マッサージをした後に気持ち悪くなったり貧血を起こすことも考えられます。

また、マッサージの種類によっては機械を用いますから、刺激が強過ぎてしまう可能性も出てくるでしょう。ですから、そういったトラブルを避け安全を考慮するためにも、店側は生理中のマッサージを断っているのです。

生理中マッサージを受ける時の注意点

生理中マッサージを受ける時の注意点

店でマッサージを受ける時は予約を入れる必要がありますが、生理が急に始まって予約の日にかぶってしまうことも多いです。そんな時は必ず前もって電話をして生理中でもマッサージを受けられるかどうか確認しましょう。

問題なく受け付けてくれる店もあれば、予定の変更を勧める店もあって対応は様々です。もしマッサージOKの返事を得た時は、その日までゆっくり休んで少しでも体調を整えておきましょう。

体が疲れているとマッサージ後の体調変化が激しく現れることがあるので、体へ今以上の負担をかけないためにも休息が絶対条件です。

マッサージの代わりに出来ること

マッサージの代わりに出来ること

マッサージの気持ちよさは十分分かっているけれど、後で出血が増えたり貧血が起きるのが嫌で、マッサージを受けようかどうしようか迷っている方も多いでしょう。

マッサージと全く同じというわけではありませんが、実はマッサージをしなくても他の方法で生理中の不調を改善することが出来ます。いくつかご紹介しますので、出来そうなものから試してみてはいかがでしょうか。

ストレッチや軽い運動

ストレッチや軽い運動

マッサージの血行促進効果は、運動からでも得られます。しかし生理中の激しい運動は貧血の原因ですから、ストレッチなど手軽に始められる軽い運動がおススメです。

ストレッチといってもお料理をしながら腕を伸ばして背伸びしたり、ゴロゴロしている時に腰をひねるなど何かしながら出来るものばかりですので、気負わなくていいのがポイントです。

生理中におススメのストレッチは腰回しで、腰に両手を当てて回すようにすると簡単に骨盤周辺の血行が良くなります。続けて習慣にすれば腰がくびれてスタイルが良くなるというメリットもありますから、ぜひ生理中以外でも習慣にしたいですね。

足湯などで温め

足湯などで温め

生理中の体の冷えにはお風呂が効果的ですが、生理中はお風呂に入りたくない・手っ取り早く温まりたい時には足湯が簡単でおススメです。加えて、服を脱がなくていいので肩や首が冷えないというメリットもあります。

寒い時期はすぐにお湯が冷めてしまうので、熱いお湯を差し湯用に用意しておきましょう。また、精油塩や重曹を加えると保温効果が上がりますし、緑茶のティーバッグを加えれば足の匂い対策にも有効です。こんな風に色々試して自分のスペシャルを作ってみるのも良いかもしれませんね。

アロマテラピーでリラックス

アロマテラピーでリラックス

アロマテラピーは精油の香りを使って心身のトラブルを穏やかに回復させる効果がありますが、西洋医学では判断のしにくい生理中の症状や生理不順などにも効果があります。

アロマテラピーに使われる精油は200~300種類にも及びますが、その中のゼラニウムやサイプレスはマッサージと同様体を温める効果があります。

その他にもホルモン分泌のバランスを整えるイランイランやクラリセージ、頭痛や腰痛を抑えるカモミール・ローマン、リラックス効果のあるラベンダー・ジャスミン・シナモンなど生理中の不調を緩和してくれるアロマが数多くありますから、一度自分に合った精油を探してみるのも良いでしょう。

ツボ押し

ツボ押し

マッサージをして体調を崩すことが怖いという方は、ピンポイントに刺激できるツボ押しを試してみてはいかがでしょうか。

まず万能のツボとも言われる合谷は、人差し指と親指の骨がくっつく少し手前の人差し指側にあるくぼみで、指でギューッと押す離すを繰り返すと生理痛だけでなく頭痛や腰痛なども緩和すると言われています。

他にも婦人病に効果的な三交陰や血海がありますが、足裏のツボ押しはマッサージと同じように出血が増えたりトラブルが起きる可能性がありますので、生理中は避けたほうが良いでしょう。

食事の取り方を改善

食事の取り方を改善

生理痛が酷かったり月経前症候群が強い方は、もしかしたら女性ホルモンバランスをサポートする栄養が取れていないからなのかもしれません。

生理中はイソフラボンやビタミンB6・ビタミンE・鉄をいつも以上に意識してメニューを考えましょう。また生理中だけでなく、普段の食事をチェックして改善していくことで代謝機能をアップでき、マッサージの力を借りなくてもむくみや痛みを抑えられるでしょう。

生理中はセルフマッサージを

生理中はセルフマッサージを

もし普段からマッサージを定期的に受けているとしても、生理中はセルフマッサージのみにしておくほうが安心です。

自分の体は自分自身が一番良く知っていますから、急に調子が悪くなった時もすぐ止められますし、自分がもっともリラックスできる環境を作り上げることが出来ます。生理の時だけ使う可愛いマッサージアイテムをそろえておくと、生理中の憂鬱な気分が少し楽しくなります。

まとめ

生理中はマッサージを行っても良いのか悪いのか、両方の意見をご紹介しました。生理痛も軽いし大丈夫と安易にマッサージをすると後で調子をガタッと崩してしまったなんてことも考えられますから、これらの意見と自分の体調を併せて、マッサージを受けるか判断してください。

生理中はマッサージ以外の方法でも不調を軽減できますので、ぜひ自分にあった方法を選んで、生理中を快適に過ごしてください。

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