生理前のむくみについて知っておきたいこと

朝起きて顔がパンパンにむくんでいる!と思ったら、そろそろ生理が近づいているサインかもしれません。生理前になると、身体のあちこちにむくみが生じやすくなるからです。普段はそこまでむくまないという方も、生理前の期間だけむくみやすくなるのは何故なのでしょうか。

生理前のむくみには、さまざまな原因が関係しており、対処方法もいろんな種類があります。自己流で良かれと思っている対処方法が、実は間違っていたなんてこともあるので注意が必要です。

そこで、生理前のむくみについて原因や対処方法など幅広い情報を詳しくお届けしていきましょう!

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生理前のむくみの原因は

生理前のむくみの原因は

生理前になるとむくみ症状が現れるのは何故なのでしょうか。原因としてはいろんな種類がありますが、まず大きな原因として関係しているのが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

黄体ホルモンとは、女性ホルモンの一種で生理前の期間活発に分泌されています。排卵された卵子が受精して着床し、育っていくためのプロセスをサポートしている女性ホルモンです。しかし、受精卵のためにしていることが身体に良くない影響を及ぼすことがあります。

そのひとつが、むくみ症状なのです。では、なぜ黄体ホルモンが活発に分泌されるとむくんでしまうのか、詳しく見ていきましょう。

黄体ホルモンとむくみの関係

黄体ホルモンとむくみの関係

生理前は黄体ホルモンの分泌が活発になるため、むくみが生じやすくなります。では、なぜ黄体ホルモンは身体にむくみを引き起こしてしまうのでしょうか。

黄体ホルモンは、排卵された卵子が受精し、着床して育っていくプロセスをサポートしています。着床するためには子宮内部をより良い状態に保つ必要がありますし、着床した後は流れないよう子宮周辺を安静に保つ必要があります。

子宮内部をより良い状態に保つためには、たくさんの栄養や水分が必要で、それらを保持しようとする働きが強まるため、身体の外へ栄養や水分を逃がさないようにするのです。

また、子宮周辺の筋肉の動きを抑えることで、着床した受精卵に負担がかからないようにするため、新陳代謝が落ちてしまいます。これらのことから、黄体ホルモンの働きにより身体はむくみやすくなってしまうのです。

栄養も水分も身体に保持しようとする

栄養も水分も身体に保持しようとする

黄体ホルモンが活発に分泌される生理前は、身体の状態がむくみやすくなります。しかし、身体に現れる症状はそれだけではありません。子宮内部をより良い状態に保つために積極的に栄養を補給しようと脳から命令が出るため、食欲が増えて体重が増えやすくなります。

この時期は栄養も水分も身体に保持しようとする働きた強いため、食べた栄養のほとんどが身体に吸収されると思った方が良いでしょう。

また、子宮周辺の筋肉の動きを抑えることから腸の動きが鈍くなり、便秘になることがあります。お腹は張る一方なのに、食欲は止まらないという辛い状態が長引いてしまいます。

他にも、頭痛や吐き気が伴う場合や、やる気が起きないなどの倦怠感が起きる場合もあります。このような生理前の不調は、「月経前症候群(PMS)」と呼ばれ、約8割近い女性が悩んでいるのです。

月経前症候群について

月経前症候群について

生理前になると、むくみの他に食欲が増えたり、便秘になったり、さまざまな症状が現れることがあります。これらは月経前症候群と言われ、PMSと略して言われることもあります。

この月経前症候群ですが、原因はさまざまなことが言われており、大きなものとしてはホルモンバランスの変化が影響していると考えられています。

生理前になると分泌されている女性ホルモンの量は減少していくため、その変化に身体が追い付かずさまざまな不調が出やすくなると言われているのです。どんな不調が現れるかは個人差があり、症状の重さもバラバラです。

月経前症候群が出ているときは、できるだけ気持ちと身体を休めることを優先させた方が良いと言えるでしょう。

生理前のむくみの改善方法

足のむくみの解消方法

足のむくみの解消方法

夕方になって歩けないほど足がパンパンにむくんでしまうのは、下半身の筋肉が少ない方に多いです。元々ふくらはぎは下半身に回ってきた血液を上に押し上げるポンプの役目を持っていますが、筋肉が少ないとその働きも衰えむくみにつながります。

それに加えて生理前はホルモンバランスが崩れやすいので、血行が鈍り更にむくみを悪化させてしまうのです。

これを改善するにはツボが集まった足裏を刺激するのが一番。揉んでもよいのですが、その場ですっきりしたい時は座ったまま足首を回したり足裏で床を叩くように刺激すると、次第にむくみも楽になってくるでしょう。足ふみ用のグッズも多種市販されていますから、活用してみてはいかがでしょうか。

塩分に注意

塩分に注意

生理前になると身体がむくみやすいのは、栄養や水分を保持しやすくなるからとご紹介しましたが、塩分の摂りすぎに注意しましょう。

食欲が増えてたくさん食べてしまうと、その分塩分もたくさん吸収してしまうため、ますますむくみやすくなってしまいます。

どうしても食べたい場合は、野菜などカリウムを多く含む食材を一緒に取り入れるようにしましょう。カリウムは塩分に含まれるナトリウムと結合して体外に排出しやすくしてくれます。

糖分に注意

糖分に注意

生理前になると身体がむくみやすくなるので、糖分の摂りすぎにも注意しましょう。特に生理前になると甘いものが食べたくなる傾向が強まるため、洋菓子などの甘いお菓子を食べすぎてしまうことが良くあります。

洋菓子には、小麦粉のでんぷん質とクリームなどの脂質もたっぷり含まれているため、食べすぎるとカロリーオーバーしてしまいますので控えるようにしましょう。どうしても甘いものが欲しいときは、ホットココアなど甘めの飲み物をとりいれると満足しやすくなります。

カフェインに注意

カフェインに注意

生理前になると身体がむくみやすくなるので、カフェインも控えた方が良いでしょう。カフェインには利尿作用がありますが、カリウムの働きを弱くする作用があるため、飲みすぎると結果的にむくみやすくなります。

また、カフェインは女性ホルモンの働きを乱してしまうことがあるため、特に生理前は摂り過ぎに気をつけるべきです。コーヒーや紅茶、抹茶や緑茶にもカフェインが含まれていますので、表示をしっかりチェックするようにしましょう。

アルコールに注意

アルコールに注意

生理前になると身体がむくみやすくなるので、アルコールも控えるべきです。お酒を飲む時に食べるおつまみは、味付けが濃いため、塩分を摂りすぎてしまう可能性があるからです。

生理前ではなくても、アルコールを飲みすぎてむくんだ経験があるという方も多いのではないでしょうか。

アルコールを摂取しすぎると女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことがありますし、黄体ホルモンの影響から塩分が外に出ていきにくいため、いつもよりひどいむくみが生じやすくなるので、ほどほどに嗜むようにしましょう。

ニコチンに注意

ニコチンに注意

生理前になると身体がむくみやすいという方は、ニコチンにも注意が必要です。タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があるため、血流が滞ってむくみが出やすくなるからです。

黄体ホルモンが活発に分泌されている生理前は、新陳代謝も落ちやすいため、タバコでさらにそれを悪化させることは避けるようにしましょう。いきなりタバコを吸わないというのは難しいので、少し減らすよう努力してみてください。

水分補給はしっかりと

水分を摂ろう

生理前になると身体がむくみやすくなるため、水分の摂取を控えようとする方がいます。しかし、水分を控えると血液がドロドロになって血流が滞り、かえってむくみがひどくなることがあるので注意が必要です。

水分補給のコツとしては、常温かぬるめの白湯にすると良いでしょう。冷たい水を飲むと胃腸の働きが弱まってしまうため、できるだけ人肌に近い温度で飲むようにしてください。

大豆食品を積極的に摂取

大豆を摂ろう

生理前になると身体がむくみやすくなるという方は、大豆製品を積極的に摂るようにしましょう。大豆には女性ホルモンの似た働きをする作用があるため、摂取することでホルモンバランスをサポートすることができるからです。

また、大豆にはカリウムも含まれているため、むくみも改善しやすくなります。納豆、豆腐、豆乳、味噌、煮豆など毎日のメニューにプラスするようにしてください。

ストレッチを取り入れよう

ストレッチを取り入れよう

生理前の身体のむくみは、身体の中からだけでなく外からもアプローチしていきましょう。黄体ホルモンの影響により子宮周辺の筋肉が鈍くなっているので、下半身を中心にストレッチすることでむくみを改善することができます。

太ももの付け根には太い血管やリンパが集中しているので、股関節を大きく動かすストレッチをするのがオススメです。骨盤の動きにも連動するので、子宮周辺の強張った筋肉もほぐすことができるでしょう。

体を冷やさない 身体を温めよう

身体を温めよう

生理前に身体がむくみやすい方は、身体をしっかり温めるようにしましょう。お風呂はシャワーだけで済まさず、湯船に浸かる時間を作るようにしてください。

身体を温めることで血流が促進されてむくみが改善されやすくなりますし、気持ちがリラックスするのでオススメです。

生理前には身体の不調があちこちに発生しやすいので、お風呂の時間を長めに取ってゆっくりリラックスするよう心掛けましょう。

むくみがひどい!病気の可能性は?

むくみがひどい!病気の可能性は?

あまりにもむくみが酷いと何か病気なのでは?と不安になってしまいますね。通常、黄体ホルモン分泌量の増加が原因で発生するむくみは、生理直前になると改善されます。

生理周期の中で生理前のある時期のみむくみが発生する場合は、病気ではないので安心してください。しかし、生理が終わってもむくみが治まらない時や、更に酷くなる時は病気の可能性が考えられます。最も可能性が高いのは腎臓機能低下によるむくみで、他に心臓機能の低下や肝臓の低下・栄養不足がむくみの原因です。

偏食や過激なダイエット・多量のアルコール摂取は生理前以外のむくみの原因となり、放置すると病気が進行してしまう可能性もあるので、早いうちに病院を受診し検査してもらうようにしましょう。

生理がこないと感じたら

生理がこないと感じたら

生理前は身体がむくみやすくなるため、多くの女性があまり気にしないこともあると思います。しかし、そろそろ生理が来るはずなのになかなか来ないと感じたら、妊娠しているかもしれません。妊娠の超初期症状としてむくみが現れることがあるからです。

生理は、受精卵を育むために準備された子宮内部の組織と経血を体外に排出するためのものです。しかし、受精し着床が無事に行われれば、妊娠した状態を継続するため、生理は起きなくなります。

生理がこなければ黄体ホルモンの分泌は継続されるため、むくみも継続してしまうのです。このことからも、むくみが続き生理がこないと感じたら、一度妊娠検査をしてみるようにしましょう。

まとめ

生理前のむくみについて原因や対策方法など幅広くご紹介しました。この時期は黄体ホルモンの分泌が活発になるため、栄養や水分をたくさん吸収し身体の外へ出さないようにする働きがあります。

そのため、いつもより身体がむくみやすくなってしまいますので、食生活を中心に見直すようにしましょう。塩分や糖分、アルコールやタバコは控え、大豆や野菜などを積極的に摂取して身体の調子を整えていくようにしてください。

また、むくみの原因が妊娠である可能性もあるため、生理予定日を過ぎたらきちんと検査をしましょう。さまざまな原因と対策を理解し、実行することでむくみを和らげていってくださいね。


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