生理前の胸が張る時や痛い時に知っておきたいこと

生理前になると、決まって胸が張るような感覚になることはありませんか?胸が大きくなったような感じがしてお得な気分になることもありますが、少しの刺激でも痛みを感じるなど苦痛になる方もいらっしゃいます。

定期的に訪れる痛みだからこそ、きちんと原因を突き止め、解決していくことが必要ではないでしょうか。そこで、生理前に胸が張る原因や対策方法について、詳しい情報を幅広くご紹介していきたいと思います。

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生理前に胸が張る原因

生理前になると胸が張るのは何故なのでしょうか。胸が張る原因にはさまざまなものがありますが、大きな原因としては女性ホルモンの影響が考えられます。

女性ホルモンとは、女性の身体に生理を発生させるために必要なもので、身体にいろんな作用を生み出します。また、女性ホルモンには種類がありそれぞれ役割が異なりますので詳しくご説明しておきましょう。

女性ホルモンの影響で

女性ホルモンの影響、種類

女性の身体に生理が発生するのは、女性ホルモンの働きが作用しているからです。女性の身体にはさまざまな種類の女性ホルモンが働いていますが、生理を発生させるために関係しているものとしては、黄体ホルモンと卵胞ホルモンがあります。

黄体ホルモンは、排卵された卵子が育つ期間多く分泌され、生理が始まる頃に減少してきます。

卵胞ホルモンは、生理が終わってから卵子が排卵されるまでの期間に多く分泌され、排卵された後には徐々に減少してきます。どちらのホルモンも、生理が始まるときには急激に減少し最小の分泌量となるのが特徴です。

生理前に分泌されているホルモンは

生理前のホルモン

女性ホルモンには、黄体ホルモンと卵胞ホルモンという2種類がありますが、生理前に積極的に分泌されているのは黄体ホルモンです。

黄体ホルモンは、排卵された卵子が育つ期間多く分泌されるもので、生理前に近づくにつれてどんどん減少していきます。そして、生理直前には最も少ない状態になるのが特徴です。

生理前に胸が張るのは、この時期に積極的に分泌されている黄体ホルモンの働きが、大きく影響していると言えるでしょう。黄体ホルモンには、身体にさまざまな変化をもたらす作用があるため、そのひとつとして胸の張りが発生してしまうのです。

黄体ホルモンと胸の張りの関係

黄体ホルモンと胸の張りの関係

生理前の胸の張りは黄体ホルモンが影響していることが原因ですが、具体的に黄体ホルモンと胸の張りはどのように関係しているのでしょうか。

黄体ホルモンには、排卵された卵子を育てるために必要な準備を整える作用があるため、乳腺を活発に刺激する働きがあります。黄体ホルモンの働きにより乳腺内の血管が拡張したり、乳腺組織が増えたりすることで、胸が張る感覚が発生するのです。

これは、赤ちゃんのために母乳を出しやすい状況に近づけるために起きるもので、卵子が受精しなかったり着床しなかったりした場合は生理が始まり、胸の張りも消失していきます。

生理前の胸の張り方

胸の張り方について

生理前に胸が張ると、乳がんなど病気の心配をする方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、生理前の胸の張り方について、さまざまな特徴を取り上げておきましょう。

まず、生理前の減少として胸の張りが起きている場合、両方の胸に同じような張りが発生します。乳房全体に張りを感じることが多く、生理が始まることで胸の張りは消失していくことがほとんどです。

ただ、人によっては左右で胸の張り方に違いを感じたり、強い痛みを感じたりする場合もあります。いつもとは違う胸の張りを感じて心配になったときは、一度婦人科で相談してみると良いでしょう。

心配な胸の張り方

心配な胸の張り方

生理前に胸が張る場合、左右同じような張り方で生理と共に消失すれば問題ないと考えて良いでしょう。しかし、中には病気が関係している可能性がある胸の張り方もあります。以下のような症状が出た場合は、一度婦人科に診察してもらうようにしましょう。

胸の張り方が左右均等ではなく、片方の胸だけが以上に張ったり痛かったりする場合。

胸に強い張りを感じ、高熱が出ている場合。

胸に大きなしこりがあり、触ると痛みを感じる場合。

生理が始まったり、生理が終わったりしても胸の張りが消失しない場合。

乳頭から、分泌液が出てきたり、血液のようなものが出てきたりした場合。

胸の張りが我慢できないほど辛い場合。

このような場合は、我慢せずにすぐに病院で診てもらうようにしましょう。

乳腺症の可能性

乳腺症の可能性

胸の痛みは生理前の女性ならある程度発生するものなので、毎月同じような痛みなら病気の可能性は少ないといえます。しかし歩くだけで胸に響いて痛いとか、生理後も酷い痛みが続くような場合は乳腺症を疑って見ましょう。

乳腺症は乳腺に弾力性のある良性のしこりが胸に大小できる病気で、セルフチェックをして触ったしこりを乳がんだと勘違いしてしまう方も多いです。

しかし、乳腺症のしこりは乳がんのしこりと違って、生理周期にあわせて排卵後から生理直前までは大きくなり、生理後は小さくなるという特徴があります。乳腺症は体の変化の一つと考えられているため、特に治療は行いませんが、乳がんやその他の病気を疑い精密検査と定期検診を行う必要があります。

胸の張りの予防策

生理前にいつも胸が張って不快な思いをしているという方は、事前に予防策を行っておきましょう。胸の張りは、黄体ホルモンの働きから乳腺が刺激されることから発生します。黄体ホルモンの分泌が多すぎたり、乳腺が詰まりやすくなったりしていると、胸の張りを強く感じてしまいますので、調整することが必要になります。

規則正しい生活習慣

規則正しい生活習慣

胸の張りを予防するなら、まずは規則正しい生活習慣を心掛けるようにしましょう。規則正しい生活習慣を心掛けることにより、ホルモンの分泌量が安定し過剰に多くなりすぎることを予防することができるからです。睡眠やストレスなどを緩和するだけでも、ホルモンの分泌量を抑えることができるでしょう。

食生活で予防

食生活で予防

生理前に起きる胸の張りは、食生活でも予防することができます。規則正しい生活習慣の中に、バランスの良い食生活も追加しておけばより安心です。

黄体ホルモンの働きにより、乳腺が活発になって胸が張る現象が発生しますが、脂肪分の多い食事をとりすぎていると乳腺が詰まりやすくなり、胸が張る感覚がさらに強くなる可能性があります。

血液がドロドロの状態になると乳腺をスムーズに通過できなくなるため、血液をサラサラにさせる食物繊維やビタミン、ミネラルを積極的に摂るようにしてください。脂っこい食事や、甘いスイーツを毎日のように食べているという方は、生理前の少しの期間だけでもいいので、ヘルシーな食生活を心掛け、血液をサラサラにして乳腺を必要以上に張らないようにしましょう。

カフェインに注意

カフェインに注意

生理前に胸が張るという方は、カフェインの摂取も控えた方が良いでしょう。カフェインには、血管を拡張させる作用があるため、胸の張りがより強くなることがあるからです。また、カフェインを過剰に摂取することで女性ホルモンの分泌量が変化し、胸が張りやすくなることもあります。

コーヒーや紅茶だけでなく、チョコレートや栄養ドリンクなどにもカフェインは含まれていますので、嗜好品としてちょっと取り入れる程度に抑えておきましょう。

張りを和らげるマッサージ

張りを和らげるマッサージ

生理前に胸が張って辛いという方は、優しくマッサージするのもオススメです。乳房を手で包むようにしたら、時計回し、反時計回しにゆっくりとマッサージしていきましょう。

優しくマッサージすることで、詰まりがちな乳腺や血流の流れを改善し、胸の張りや痛みを和らげることができます。ただ、マッサージすることで痛みを感じたり、張りがさらに強くなったりした場合は中断するようにしてください。また、強くマッサージすると血管を傷つけて逆効果になりますので、グリグリと強い力は入れないようにしましょう。

ストレスに注意

ストレスに注意

規則正しい生活をしていても、優しくマッサージしていても、ストレスが溜まり続けている状況だとホルモンの分泌量は乱れ、胸の張りが強くなることがあります。ストレスを強く感じることが多いという方は、定期的に発散することを心掛けましょう。

軽く運動をして汗を流すのも良いですし、好きな香りでリラックスするのもオススメです。また、お風呂のお湯にゆっくりつかることで身体の緊張がほどけ、気持ちも和らぎやすくなるので試してみてください。

ゆったりした服装を考える

ゆったりした服装を考える

生理前は体に水分を溜め込むため胸が大きくなりやすいのですが、通常の下着に大きくなった胸を押し込んでしまうと、余計に痛みが酷くなります。胸の痛みがある時はブラジャーのホックを1・2個緩めてみましょう。

太ったわけではなく、生理後には元に戻るので心配しないでください。また、オフの時にはスポーツブラやブラジャーの代わりにタンクトップを着るなど、胸を締め付けるようなものは避けましょう。

胸だけでなく、生理前はあちこち体調が悪くなるので、1サイズ上のトップスやウエストフリーのパンツなど、体が少しでもリラックスできるような服装にしてみては。

妊娠したときの胸の張り

妊娠したときの胸の張り

生理前になると胸が張るという現象が起きますが、実は妊娠したときにも胸の張りが発生することがあります。生理前の胸の張りと、妊娠による胸の張りを見極めるなら、胸が張っている時期に注目してみると良いでしょう。

通常の生理前の胸の張りは、生理予定日の2週間ほど前から発生することがほとんどです。妊娠による胸の張りの場合、生理予定日を過ぎても胸の張りが継続する場合は、妊娠している可能性が高くなっていると言えるでしょう。

妊娠検査薬について

妊娠検査薬について

胸の張りが生理前によるものだと思っていたら、妊娠が原因だったということは良くあります。しかし、生理予定日を過ぎてすぐに妊娠検査薬を試しても反応しないこともあるでしょう。

妊娠検査薬が反応するのは、生理予定日を過ぎてから10日ほど過ぎてからが良いとされています。早く反応する妊娠検査薬もありますが、確実性を求めるなら、2週間ほど過ぎたころが良いでしょう。

できるだけ早く妊娠かどうか確かめたいという方は、基礎体温に注目してみてください。排卵日から体温が高い状態が継続しているようなら、妊娠している可能性が極めた高いと言えるでしょう。

閉経前の胸の痛みや違和感

閉経のホルモン量

45歳ごろから55歳ごろまでを更年期と呼んでいて、女性ホルモンの急激な変化に伴う症状に悩まされる方が多いです。これまで生理周期が一定で毎月生理があった方でも、この年齢になれば生理不順になってしまう事も珍しくありません。

更年期によってホルモン分泌に影響される月経前症候群の症状は悪化しやすく、胸の痛みもこれまでより酷くなってしまう可能性もあります。実際、それまで無かった胸の痛みが更年期に入って急に出てくるようになったケースもあり、悩みが更に増えてしまった方もいらっしゃいます。

更年期によるホルモンバランスの崩れにはピルが効果的なので、あまりにも辛い場合には、病院でピルを処方してもらってみてはいかがでしょうか。

痛みや張りを我慢しないこと

痛みや張りを我慢しないこと

胸が張る原因は、生理前の黄体ホルモンや、生活習慣、食生活、ストレス、妊娠などさまざまなことから発生します。しかし、原因不明でいつまでも胸が張る状態が続いていたり、いつもと違う胸の張りを感じたりしたときは、すぐに病院に相談するようにしましょう。

乳腺炎が発生していたり、思わぬ病気を発見したりする可能性があるからです。たかが胸の張りと安易に軽視せず、違和感がある場合はすぐに対処することが大切です。

まとめ

生理前に胸が張る原因や予防方法、対策について幅広くご紹介しました。胸が張る原因にはいろいろあるので、ひとつひとつチェックしながら胸の張りと向き合っていきましょう。

毎月訪れることだからこそ、予防策を行い適切に対処していくことが大切です。生理前に訪れる胸の張りは、さまざまなケアで少しずつ和らげていきましょう!

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