ナプキンかぶれについて知っておきたいこと

生理を経験した女性なら、一度は「ナプキンによるかぶれ」を経験したことがあるのではないでしょうか。ナプキンによるかぶれは、毎月のように起こる人もいれば、1年に数回現れる程度の人、ほとんど現れない人など個人差があります。

かぶれの程度も、むず痒い程度から歩くのが困難になるほどひどい状況までさまざまです。多くの女性を悩ませるナプキンによるかぶれですが、一体何が原因で引き起こされるのでしょうか。

また、どんな解決策や治療方法があるのか気になる方も大勢いらっしゃると思います。そこで、ナプキンかぶれに関するさまざまな情報を詳しくご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

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ナプキンのかぶれが起きる原因

ナプキンによりかぶれた経験を持つ女性はたくさんいらっしゃいます。では、ナプキンのかぶれは何が原因で引き起こされるのでしょうか。

蒸れと摩擦

蒸れと摩擦

ナプキンかぶれの原因として、大きな要素となるのが蒸れと摩擦です。女性の性器はほとんどが身体の中に入っているため、湿度が高く蒸れやすくなります。

また、性器周辺の皮膚は非常にデリケートで、少しの摩擦でも小さな傷ができてしまいます。そのため、雑菌などが繁殖しやすくなりかぶれが引き起こされてしまうのです。

ナプキンの交換時間

ナプキンの交換時間

生理が始まると、ナプキンをどれくらいの間隔で交換すればいいのか悩んでしまうことってありませんか?最近のナプキンは機能が優れているため、長時間つけていても蒸れにくく漏れも生じにくい構造となっています。ただ、経血がナプキンに付着すると雑菌が近寄ってくるのは事実です。

経血は排出された時は無臭の状態ですが、時間が経過するにつれて雑菌が繁殖しニオイを発するようになってきます。また、色も変色して赤から茶色っぽい色へと酸化していくので、ナプキンは2時間~3時間おきには交換するようにしましょう。

生理の時に排出される経血の量は、初日~3日目が多くなる傾向があります。その期間中は、さらに短い間隔でナプキンを交換しておけば、雑菌の繁殖を防ぐことができ、かぶれも防止することができるでしょう。

石油系素材に反応

石油系素材に反応

ナプキンでかぶれてしまうのは、石油系の素材に反応しているからかもしれません。ナプキンは、ポリエステルやナイロン素材でできていることが多く、漏れを防ぐ高分子吸水剤に反応している可能性もあります。

肌が弱い体質の方は、ナプキンの石油系素材に反応してしまうため、こまめにナプキンを交換してもかぶれてしまうことがあるのです。

コットン素材のナプキンや、天然素材100%で作られた布ナプキンなどを試し、自分の肌質に合ったナプキンを探してみるのも良いでしょう。

同じ姿勢や締め付け下着の影響

同じ姿勢や締め付け下着の影響

ナプキンでかぶれてしまうのは、同じ姿勢が多かったり、締め付けの強い下着を着用していたりするからかもしれません。同じ姿勢を続けることで、ナプキンとデリケートゾーンが密着した状態が続き、蒸れやすくなってしまいます。

デスクワークなどで座ったままの姿勢が多い方は、ナプキンにより蒸れが生じやすいのでこまめに姿勢を変えたり、時々立ち上がって移動したりするようにしましょう。

また、締め付けの強い下着は、密着率が高いため、蒸れやすくなります。ガードルなどは控え、通気性の良い下着を選ぶようにしましょう。

また、下着に注意していても、ピッタリと密着したジーンズなどを着用していると蒸れてしまうことがあります。生理の時にかぶれやすい方は、蒸れにくいスカートを着用するのがオススメです。

かぶれの対処方法について

かぶれの対処方法について

ナプキンでかぶれてしまったら、どのように対処すべきなのでしょうか。まず、かぶれは掻きむしらないようにすることが重要です。掻きむしることでデリケートゾーンに傷がつき、感染症にかかりやすくなってしまいます。

かぶれたと感じたときは、シャワーを浴び、ウォシュレットのビデ機能を利用し、経血や汚れを洗い流すようにしましょう。

ただ、洗い流した後はしっかり乾燥するのがポイントです。水分が残ったままの状態でナプキンを着用してしまうと、その水分が原因で蒸れが生じやすくなるからです。ティッシュで押さえたり、風を利用したりして、できるだけ乾燥した状態でナプキンをつけるようにしてください。

かぶれた時の洗い方について

かぶれた時の洗い方について

ナプキンでかぶれてしまったら、デリケートゾーンはできるだけ優しく洗うようにしてください。かぶれが軽い状態なら、低刺激の石鹸で優しく洗うだけで十分です。かぶれがひどい状態なら、ぬるま湯を丁寧にかけて汚れを落とすようにしましょう。

また、経血量が少なくなっている時期なら、布ナプキンなど肌に優しい素材のナプキンに切り替えてみるのもオススメです。布ナプキンなら、通気性も良く肌に触れても刺激が少ないので、かぶれていても安心して使用することができるでしょう。

お尻までかぶれてしまった時は

お尻までかぶれてしまった時は

夜用のナプキンなどは、漏れを防ぐためにお尻部分まで大きく広がっています。ただ、吸収性が高いからと夜だけでなく日中も使い続けていると、お尻までかぶれてしまうことがあります。そのままにすると色素沈着で黒っぽくなってしまうので、早めの対処を行いましょう。

まずはナプキンの種類を見直すことと、朝起きたら夜用ナプキンをすぐ取り替えるのが大事です。また、ウォシュレットを使いすぎるのも、肛門周辺の常在菌バランスを崩して炎症を起こす雑菌が繁殖しやすくなります。

どうしても気になるならば、病院で薬を処方してもらっても良いでしょう。多くの方が悩んでいることですから、恥ずかしがらずに相談してみてください。

かぶれ予防方法 セルフケア

かぶれ予防方法 セルフケア

かぶれてから対処に悩むよりも、かぶれないように予防する方が効率的です。かぶれ予防におススメなのがワセリンと馬油で、どちらも保湿効果が高く安価で副作用の心配がないので安心して使えるでしょう。

生理中は蒸れることが多いため保湿は必要ないと思われるかもしれませんが、実は生理中歩いたり動いた時にデリケートゾーンとナプキンが擦れてかぶれてしまうことがあります。

このような摩擦によるかぶれを抑えるためには、肌を十分保湿する必要が出てきます。つけるのは入浴後がベストで、しっかり体を乾かしたら顔のスキンケア同様にワセリンや馬油をデリケートゾーンに塗ってください。

さらさらするからとでビーパウダーを使う方もいますが、毛穴に詰まってかぶれ悪化の原因となりますので、デリケートゾーンへの使用は止めた方が良いでしょう。

ムダ毛処理の重要性

ムダ毛処理の重要性

こまめにナプキンを交換していても、洗い流して清潔にしていてもかぶれてしまう場合、ムダ毛処理をしてみてはいかがでしょうか。デリケートゾーンのムダ毛が多い状態だと、乾燥させても蒸れやすくなりますし雑菌も繁殖しやすくなります。

自分でデリケートゾーンのムダ毛を処理する場合は、長いムダ毛をはさみでカットする程度にしておきましょう。カミソリで剃ってしまうと薄い皮膚を傷つけてしまう恐れがあるからです。

ムダ毛が多いと感じていたり、できるだけキレイに減らしたいと思ったりしている方は、デリケートゾーンを脱毛してみるのも良いでしょう。

実際、ムダ毛の脱毛を行ったことがきっかけで、ナプキンのかぶれから解放されたという人は大勢いらっしゃいます。脱毛に興味があるという方は、かぶれ解消のためにもデリケートゾーンの脱毛を検討してみると良いでしょう。

感染症の可能性について

感染症の可能性について

ナプキンのかぶれが起きている方は、もしかしたら感染症にかかっているのかもしれません。生理前後は体調も不安定で免疫力も下がりやすいので、いつもなら平気な雑菌にも負けてしまうことがあるからです。

生理前後や体調不良時などに発症しやすいのが、カンジダ膣炎です。カンジダ膣炎は、カンジダ菌に感染することから発症するもので、カッテージチーズのようなおりものや、デリケートゾーンにかぶれやかゆみが生じます。

カンジダ菌は皮膚に常在している菌のひとつですが、免疫力が下がっていたり、ホルモンバランスが崩れたりしてしまうと増殖して悪さをしてしまうことがあります。

性行為により感染することもありますが、仕事が忙しいと感じている時や、疲労が蓄積されている時、ストレスが溜まっている時ほど発症しやすいので、注意するようにしましょう。

カンジダ膣炎の再発予防方法

カンジダ膣炎の再発予防方法

完治しても、ちょっとした事が原因ですぐにカンジダ膣炎が再発してしまいますが、きちんと予防すればカンジダ膣炎の再発を抑える事が出来ます。

まずは性器周辺が蒸れないように下着や服・ナプキンは通気性の良いコットンを選ぶようにしましょう。特にナプキンは一定時間膣の入り口と密着するため、まめに取り替えるか布製ナプキンに代えるなど注意してください。

また、入浴後や水泳後に、拭いた後すぐ服を着るようだと性器周辺が蒸れてしまうので、なるべく乾燥させてから服を着るようにしましょう。それから、疲労やストレスは免疫力を低下させる原因ですから、しっかり休息をとりリラックスするのも大事です。

その他の感染症について

ナプキンによるかぶれだと思っていたら、生理が終わってからもかぶれが続く場合もあります。かぶれの原因となる感染症には、他にもトリコモナス膣炎、毛ジラミ、かいせん、子宮体がんなどがあります。

かぶれがひどくなると、歩行することで傷口がすれて痛みが生じたり、眠れないほどの強烈な痒みを引き起こしたりすることがあります。

症状が悪化すると、不妊の原因となることもあるので、かゆみの原因がわからない時は病院で診察を受け、適切に治療を行うようにしましょう。

かぶれの治療方法について

かぶれの治療方法について

ナプキンによりかぶれが生じたら、患部を清潔な状態にする必要があります。市販薬としてかぶれ用の塗り薬がありますが、必ず清潔な状態にしてから塗るようにしましょう。

トイレの後はビデ機能を使って水分を拭き取ったり、ノンアルコールのウエットティッシュでキレイに拭き取ったりするのも良いでしょう。かぶれの原因によっては飲み薬が必要になる場合もあります。

ナプキン以外の原因でかぶれが起きていると感じたときは、すぐに病院で診てもらい適切な薬を処方してもらうようにしましょう。

免疫力を上げよう

免疫力を上げよう

ナプキンによるかぶれは、毎月のように起きる方もいれば、時々起る人もいます。かぶれ症状は、ナプキンにより雑菌が繁殖することから引き起こされるものです。

女性のデリケートゾーンは、膣分泌液の作用により守られており、雑菌の侵入や繁殖が行いにくい状況となっています。しかし、免疫力が下がってしまうと膣分泌液の質が変わったり、量が減ったりしてしまうため、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

ストレスや体調不良、疲労などは免疫力を下げてしまいますので、できるだけ溜め込まないようにしましょう。

食生活に気をつけよう

食生活に気をつけよう

ナプキンによるかぶれが気になるという方は、食生活も見直してみてはいかがでしょうか。外食が多く、栄養バランスが偏っているとホルモンの分泌量やバランスも崩れやすくなるため、結果的にデリケートゾーンが無防備になり、ナプキンでかぶれやすくなるからです。

野菜を中心とした薄味の料理を心掛けることで、ホルモンバランスは安定し、かぶれも生じにくくなってくるでしょう。

また、ホルモンバランスが安定することで、経血の量が異常に多くなることも減ってきます。経血の量が減れば、ナプキンでかぶれる心配も減っていくので、食生活からかぶれを見直していくようにしましょう。

月経カップでかぶれ知らずに

月経カップでかぶれ知らずに

月経カップをご存知でしょうか。ナプキン・タンポンに続く第3の生理用品といわれて、非常に注目されているアイテムです。膣内にシリコンカップを挿入して経血を受け止める仕組みになっていて、ナプキンのように常時デリケートゾーンと接しているわけではないため、かぶれに悩まされることがありません。

その他にも繰り返し使える・気になる生理の匂いが全くない・温泉やプールに入れるといったメリットがあります。反対に、サイズが合わないと痛かったり取り出す時に経血が手につくなどのデメリットがあり、月経カップは手のひらサイズのため、入れるのが怖いと感じる方も多いようです。

しかし、コツがつかめればすぐ出来るようになりますし、なにより今までの悩みだったかぶれが改善するのが大きなポイントでしょう。どのナプキンを試してもダメだった方は月経カップを検討してみては。

まとめ

ナプキンのかぶれについて詳しくご紹介しました。ナプキンを変えるタイミングや、ナプキンの種類を選ぶ重要性、そして清潔さを心掛けることが何よりも大切です。使い捨てのナプキンは便利ですが、肌の負担や蒸れの心配を考えると天然素材の布ナプキンがオススメです。インターネットでたくさんの種類が販売されていますので、試してみると良いでしょう。

また、かぶれの原因がナプキンによるものではなく感染症が関係していることもあるので、かぶれがなかなか治らないという方は、一度病院で診てもらうようにしてください。

生理はこの先何回も訪れるものですから、ナプキンのかぶれをもう一度見直し、これから生理の時に悩まないようにしていきましょう。

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