布ナプキンについて知っておきたいこと

生理痛やナプキンのかぶれに悩んだ経験のある方なら、「布ナプキン」という言葉が気になった経験があるのではないでしょうか。しかし、布ナプキンは手間がかかるし漏れが心配という意見も多数あります。

また、なかなか手に入りにくいことから、どのような形状をしているのが、どうやって使うのかよく知らないという方も多いことでしょう。

布ナプキンを使ってみたいと思うけれど、今ひとつ一歩が踏み出せないという方のために、布ナプキンのメリットとデメリットをわかりやすくご紹介していきましょう。

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布ナプキンとは

布ナプキンとは

布ナプキンとは、布で作られたナプキンのことです。現在、多くの女性が利用しているのは使い捨てのナプキンで、紙製やビニール製が多く出回っています。

布ナプキンは紙ナプキンに比べると、流通はまだまだ少ないのが現状ですが、さまざまな種類が揃ってきており、多い日用や、夜用なども揃えられるようになりました。

素材においても、オーガニックコットン、スピーマコットン、最近では竹布製のナプキンも出てきています。インターネットで気軽に購入できるようになったことから、チャレンジしてみたいと考える人が増えてきていると言われています。

ナプキンの歴史

ナプキンの歴史

今や普通に流通し、誰もが使用しているナプキンですが、歴史においてはまだ浅い段階にあります。古くから使用されていたのは、実は布ナプキンで、身分の高い人は吸水性の高い綿、庶民は麻やボロ布を使用していました。

その後、和紙をナプキンの代わりとして使用したり、タンポンのように丸めて膣の中に入れたりして経血を吸収していました。

昔の人たちは現代に比べると運動量がはるかに多く、骨盤周辺の筋肉が非常に発達していたことから、経血量も少ない傾向にあったと言われています。骨盤周辺の筋肉はインナーマッスルと呼ばれますが、きちんと機能し、経血が漏れないようにコントロールできていたため、トイレを使用したときにまとめて経血を排出することができていたのです。

ただ、現代では運動量が減り、インナーマッスルも機能しないため、昔の人と同じように経血量をコントロールすることはできなくなっています。だからこそ、常にナプキンが必要となっていったのです。

現在の紙ナプキンが出回ったのは、昭和36年頃で非常に高価なものとして手に届きにくいものでした。しかし改良が重ねられ、昭和53年に高分子吸収体を利用したナプキンが開発され市場に出回るようになると、多くの人が使い捨てのナプキンを使用することになったのです。

布ナプキンが見直された理由

布ナプキンが見直された理由

布ナプキンの歴史は振り返ると古く、紙ナプキンはまだ歴史が浅い部分があります。ただ、紙ナプキンの歴史は50年ほどですが、使い捨てで便利なことと漏れにくいことから幅広い人たちに支持されています。

では、このように紙ナプキンが流通している中で、改めて布ナプキンが見直されるようになったのは何故なのでしょうか。それは、紙ナプキン特有の不快感や、生理痛、生理不順などを見直すきっかけとして、布ナプキンの良さが改めて注目されたことが関係しています。

紙ナプキンは使い捨てで非常に便利ですが、その反面長時間使用して蒸れが生じデリケートゾーンが荒れてしまうことが多々あります。

また、紙ナプキンだけでなく生理不順や生理痛の緩和策としていろいろと調べてみた結果、布ナプキンを見直してみるということもあるようです。

布ナプキンのメリットについて

布ナプキンのメリットについて

では、布ナプキンを使用するメリットにはどんなことがあるのか、見ていきましょう。

使用感が最高

使用感が最高

布ナプキンのメリットとして、まず使用感の良さが挙げられます。布ナプキンの素材は、綿素材が多く最近では竹素材のものも出回っています。

いわゆる天然素材で作られていることから、通気性が良く下着と同じ感覚で触れられることから、不快感が生じにくいとされているのです。

紙ナプキンの場合、ビニールや高分子吸収体などが含まれているため、皮膚が触れると冷たく感じたり不快感が出やすくなったりします。

それが、布ナプキンの場合、温かみを感じたり通気性の良さを感じたり、人によっては生理だということを忘れるほどリラックスしたりするのです。

生理痛の改善について

生理痛の改善について

布ナプキンを使用するメリットとして、生理痛の改善が挙げられます。生理痛が引き最高起こされる原因として、よく取り上げられるのが「冷え」です。冷えは生理痛を増幅させる作用があります。

膣や子宮付近が冷えてしまうと、血流が滞り子宮の収縮が思うように働かなくなります。生理の時には、プロスタグランジンという子宮を収縮させる物質が分泌され、子宮内にある経血を排出する仕組みとなっていますが、血流が滞り子宮が思うように収縮しなければ、分泌をさらに増やして収縮させようとします。

その結果、必要以上に子宮が過剰に収縮し、下腹部痛や腰痛などの生理痛を激しくさせてしまうのです。

紙ナプキンは、高分子吸水体やビニールで作られているため、接触している皮膚の熱を奪ってしまう傾向があります。しかし、布ナプキンは天然素材でできているため、皮膚が接触しても熱を奪いにくくなります。

布ナプキンの方が、生理痛が改善されるというのは、冷えが生じにくいことと使用感にストレスがかかりにくいことが挙げられるでしょう。

病気を予防できる

病気を予防できる

布ナプキンを使用するメリットとして、婦人科系の病気を予防できるという見解もあります。紙ナプキンに比べると、布ナプキンは熱を奪いにくいため、接触している膣や子宮周辺が冷えにくくなると言われています。

子宮周辺が冷えてしまうと、生理痛だけでなく子宮筋腫や子宮頸がん、卵巣がんなどを引き起こしてしまう可能性があります。

血行不良を引き起こすということは、それだけリスクも増えてしまうということです。しかし、布ナプキンで冷えを予防することができれば、これらの病気を予防することも可能になります。

病気から生理痛が引き起こされることもあるので、冷えと生理痛の重さを感じたら、布ナプキンを試してみて将来の病気の可能性を少しでも低くできるようにしておきましょう。

ニオイが気にならなくなる

ニオイが気にならなくなる

布ナプキンを使用すると、意外なメリットとしてニオイの軽減が挙げられます。どちらかと言うと、布ナプキンはニオイがついたり気になったりするように感じますが、実際はニオイが軽減されることが多いと言われています。

そもそも生理の時のニオイは、経血が酸化し雑菌が繁殖したことや、高分子吸水体との反応から引き起こされることが多くあります。

布ナプキンは、紙ナプキンに比べると吸水性は低いため、こまめに取り換える必要が出てきます。それが、結果的にニオイを気にさせなくなるのです。

ゴミを軽減してエコに貢献できる

ゴミを軽減してエコに貢献できる

布ナプキンを使用することのメリットとして、エコに貢献できるということがあります。生理が始まると、1日に何度もナプキンを交換しますが、1人の女性が生理に使うナプキンの量はどれくらいかご存知でしょうか。

初潮を迎えてから閉経を迎えるまでに使用するナプキンの量は、平均して約1万2千枚にも上ると言われています。

布ナプキンはビニールも含まれているため、地域によっては不燃ごみとして処理されることもあるでしょう。廃棄と処理のリスクや費用を考えると、何度も使用できる布ナプキンは環境にも優しいと言えます。

使い捨ての紙ナプキンを控え、布ナプキンに切り替えることでエコに貢献していき、地球にやさしい女性になることができます。

植物にも優しい?布ナプキン

植物にも優しい?布ナプキン

布ナプキンを使用するメリットとして、植物にも貢献できるということがあります。布ナプキンを洗う時は、水に浸してから洗剤をつけてキレイにしていきますが、洗剤を入れる前の経血が染みている水を肥料として植物に与えることで、ぐんぐん成長していくと言われています。

昔は、今のような水洗トイレではなく汲み取り式の和式便所が主流でしたが、それらを肥溜めで発酵させ肥料として散布する風習が日本にはありました。

昔は「若い娘の居る家の肥溜めは質が良い」と認識されていましたが、これは生理の経血が混じっていたからです。経血には、赤ちゃんを育てるために準備された細胞がたくさん詰まっており、栄養も豊富です。だからこそ、植物にとっても効率の良い栄養を摂取することができ、一石二鳥とすることができます。

布ナプキンのデメリット

布ナプキンにはたくさんのメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。どちらも良く理解することが大切ですので、布ナプキンのデメリットについても触れておきましょう。

洗濯の手間

洗濯の手間

まず、布ナプキンのデメリットとして一番に挙げられるのが、洗濯の手間です。経血がついた布ナプキンは、洗濯機に放り込んでも完全にキレイにすることはできません。バケツや洗面器などにぬるめの水を入れ、一定時間水を含ませてから予備洗いをし、洗濯する必要があります。

この手間が面倒に感じて、布ナプキンに手を伸ばせない人もたくさんいるようです。ただ、最近は経血を落としやすい洗剤も開発されており、水を含ませたり予備洗いをしたりしなくてもスッキリ経血を落とすことが可能になってきています。

便利なアイテムを活用し、洗濯の手間を感じなくなればデメリットも解消することができるでしょう。

漏れが心配

漏れが心配

布ナプキンを使用する上で次にあげるデメリットが漏れの心配です。ほとんどの方が布ナプキンは漏れが心配だから使うのをためらうと答えています。布が吸収する量には限界があるため、経血量が多い日に心配になるのは当然のことです。

しかし最近は、その不安を解消するために防水シートが入った布ナプキンが出回るようになりました。また、経血量に合わせて暑さを調整できる布ナプキンもあるため、状況に合わせて使い分けることができるでしょう。

ただ、防水シートを使っていても一定量を超えれば漏れる可能性は出てきます。心配な場合は布ナプキンをこまめに交換し、経血量の少ない日から試してみるようにしましょう。

外出先で処理が困る

外出先で処理が困る

布ナプキンのデメリットとして、もうひとつあげられるのが外出先での使用です。布ナプキンは気に入っているけれど、外出先は紙ナプキンに切り替えている人も多いことから、外出先の布ナプキンの使用はハードルが高いと感じる傾向が強いようです。

確かに、外出先で布ナプキンを交換するとなると、使用済みの布ナプキンの処理に困ってしまいます。最近は、ニオイも漏れにくいチャック付の袋が出回っていますが、荷物もかさむため、気楽に外出したい人にとっては負担が大きくなってしまうでしょう。

費用が高い?安い?

費用が高い?安い?

布ナプキンのデメリットとして、次にあげられるのが費用の高さです。布ナプキンは使い捨ての紙ナプキンに比べると値段が高く、初めてトライするのには躊躇してしまうことがあります。

特に、オーガニックコットンなど高級素材を使用している布ナプキンは、1つ3000円ほどすることも多いため、購入を躊躇する方もいます。ただ、布ナプキンは繰り返し使用できるので結果的には紙ナプキンを使い捨てるよりも安くつきます。

最初は試しやすい手軽な価格1,000円以下の布ナプキンを購入し、使用感が良かったり慣れてきたりしたらステップアップしていくと良いでしょう。また安く済ませる方法としては、自作する方法もあります。自作される方も非常に多いです。

どこに売っているのかわからない

どこに売っているのかわからない

布ナプキンを試してみたいけれど、どこに売っているのかわからないというのもデメリットのひとつです。自然素材や有機野菜を扱うセレクトショップなら置いていますが、普通のコンビニやスーパーには置いていないため、わざわざその場所まで買いに行く必要がでてきます。

最近は、インターネットで手軽に購入できるようになっていますが、初めて購入する方なら、手にとって確かめたいという方も多いのではないでしょうか。

布ナプキンはまだまだ広まっている途中の段階なので、どこでも手に入るようになるのはまだ先のことかもしれません。

まとめ

布ナプキンのメリットやデメリットについて詳しくご紹介しました。布ナプキンという存在は知っていたけれど、試したことがないという方にとって、検討する材料になれば幸いです。

布ナプキンを試してみると、その使用感の良さに驚くかもしれませんし、洗濯の手間を負担に感じるかもしれません。布ナプキンのメリットもデメリットも良く理解したうえで、まずは自分に合うかどうか、気軽に試してみてください。

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