おりもの 多いときにき知っておたいこと

女性にとって、デリケートゾーンの悩みは相談しづらいものです。相談しづらいもののひとつとして「おりもの」があります。おりものの状態は常に変化するものですが、おりものの量が人より多いのではないかと、密かに気にしている方もいるようです。

おりものはなぜ分泌されるのか、そしておりものが多くなる時と少ないときにはどんな原因があるのか、意外とわからない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、おりものが多い原因やおりもののメカニズムなど、おりものに関する詳しい情報を幅広くご紹介していきましょう。

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おりものの正体は

おりものの正体

おりものは、人により量や状態が異なりますが、そもそもおりものとは一体何からできているものなのでしょうか。

おりものは、子宮頚部や膣部など子宮内部の組織から分泌されている液体のものと、子宮内部の組織が古くなり剥がれ落ちたものが、混じっている状態になっています。

基本的に、液体としてのおりものは毎日分泌されているものですが、量が増えるタイミングは定期的に訪れます。おりものは時期によって役割が異なるため、時期によって分泌される量も変わってくるのです。

おりものの役割とは

おりものは時期によって、役割が異なります。基本的に毎日分泌されているおりものは、子宮内部を清潔な状態に保つための自浄作用によるものです。

子宮内部が乾燥した状態になっていると、さまざまな細菌が侵入しやすくなり、繁殖して組織を傷つけたり腫瘍を発生させたりしてしまいます。

それを防ぐために、おりものが分泌されて子宮内部を潤し、細菌の侵入や繁殖を防いでいきます。おりもののは、pH4.5から5.0の弱酸性で保たれているため、酸で細菌をブロックすることができます。

また、デーテルライン桿菌とよばれる善玉菌もおりものにふくまれており、大腸菌やカンジダ真菌の増殖を防いでくれているのです。

雑菌の侵入によるおりものの増加

子宮内部を清潔な状態に

おりものには、子宮内部を清潔な状態に保つための役割がありますが、雑菌が侵入したのを感知するとおりものの分泌量を多くして、繁殖を防ごうとすることがあります。

ハードな仕事が続いて疲れがたまっていたり、ストレスが溜まっていたりすると免疫力が低下してしまうため、雑菌が侵入しやすくなるので、おりものの量が一時的に多くなることがあるでしょう。

近頃、おりものの量が多くなっているなと感じたら、疲れがたまって免疫力が下がってきているサインと言えますので、休養をうまく取り入れるようにしましょう。

受精をサポートする役割

受精をサポートする役割

おりものの役割として、もうひとつご紹介したいのが受精をサポートする役割です。妊娠を望む方にとってはとても重要な役割なので、詳しくご紹介しておきましょう。

おりものには、精子を守り卵子にたどり着きやすくする作用があります。性交中におりものがたくさん分泌されるのは、精子が酸のダメージを受けないようにするためです。

オーガズムを感じるとたくさんのおりものが出てくるので、妊娠の確率も上がり、子宮内部の酸性度もアルカリ性に変化して、受精しやすくなると言われています。おりものがあるからこそ、スムーズに受精することができるのです。

多くなる時期 排卵日や前後のおりもの

織物多くなる時期 排卵日や前後のおりもの

おりものにはさまざまな役割がありますが、定期的におりものの量が多くなることがあります。そのひとつが、排卵日前後の時期です。受精は卵子が排卵されなければ成立しません。

また、卵子が排卵されてから24時間以内に精子が辿り着かなければ、やはり成立しなくなってしまいます。そのため、排卵日前後には精子を受け入れやすくするために、おりものが多く分泌されるようになります。

いつもよりおりものの量が多くなってきたなと感じたら、排卵のタイミングが近づいているサインだと言えるでしょう。そのタイミングで性交すれば、妊娠する確率はより高くなると言われています。

伸びるおりものがポイント

伸びるおりものがポイント

排卵日前後になると、おりものの量が多くなってきますが、おりものを指につけて伸ばしてチェックしてみてください。もし、粘り気があり指についたおりものが伸びるようなら、排卵されている可能性が高くなっていると言えます。

伸びるおりものが出てきたタイミングで性交を持てば、より妊娠する確率は高くなるでしょう。おりものの様子は定期的にチェックすることが大切ですので、生理が終わってから10日~2週間の間は、トイレに行くたびに確認するようにしましょう。

多くなる時期 生理前後のおりもの

生理前後のおりもの

おりものの量が多くなる時期として、もうひとつご紹介したいのが月経前後の時期です。月経が近づいてくると、身体の自浄作用が強まるため、おりものの量が多くなってきます。

月経が始まると、経血と共に子宮内部の組織もたくさん出てきますが、月経が終わる頃には再びおりものの状態に戻っていきます。

しかし経血が出てくるのは終わっても、おりものによる自浄作用は続くため、月経後もしばらくの間はおりものが多い状態が続くのです。

月経直後におりものに茶色いものが混じることがありますが、これは経血が酸化したことで変色しているものなので心配する必要はないでしょう。

多くなる時期 妊娠するとおりものが多くなる?

多くなる時期 妊娠するとおりものが多くなる?

通常、排卵後から生理が終わるまでは卵胞ホルモン分泌量が低下しているので、従っておりものの分泌量も少なくなります。しかし、反対にこの時期におりものが多くなってしまう場合は、妊娠の可能性があります。

妊娠した方の妊娠兆候として「生理予定日に大量のサラサラしたおりものがあった」という意見が多く見られるのが、その証拠かもしれません。この時期は受精してもまだ不安定で、細菌感染ですぐ流産してしまう可能性があるので、それを防ぐためにも大量のおりものが分泌されるのです。

また、おりもの自体も変化していて、通常のアルカリ性から殺菌に特化した酸性に変わっています。この状態は、胎盤が完成して安定期に入るまで3ヶ月ほど続きます。

多くなる時期 感染症の可能性

感染症の可能性

生理前におりものが多くなる場合は妊娠の可能性があると述べましたが、その他に細菌感染によるおりもの量の増加が考えられます。生理前は免疫力が落ちるのですが、そのため膣付近にある常在菌や性交時に移った細菌が膣内に進入する事があります。

そうすると、これ以上進入させないためにおりものを大量に分泌し始めます。多忙な生活や強いストレスがある方は、すでに免疫力が落ちている状態ですから、生理前以外でも感染しておりものが多くなります。

特にクラミジア感染症では、おりものシートでは間に合わないくらいのおりものが出る事もあるので、心当たりのある方は相手を連れて病院で検査と治療を受けてください。

おりものの色の異常は

おりものの色について

おりものが多くなると、何かの異常かと思ってしまいがちですが、きちんと理由があることがお分かりいただけたと思います。ところで、量だけでなくおりものが正常な状態はどんな風になっているのかご存知でしょうか。

おりものの色は、正常な状態なら透明か白っぽい色をしています。

もし、黄色や黄緑色、茶色や黒色をしているようなら、病気などのトラブルが起きている可能性があるので注意が必要です。おりものの異常を放置しておくと、症状が悪化したり不妊の原因となったりするので、早めに処置するようにしましょう。

おりもののニオイの異常は

おりもののニオイの異常は

おりものの正常な状態を知るために、ニオイについてもご説明しておきましょう。おりものは、ニオイがしないか、少し酸っぱいニオイがします。

しかし、酸っぱいニオイが強い場合や、悪臭と感じる場合、魚や生ごみのような生臭いニオイがする場合は注意が必要です。

細菌に感染していたり、病気を引き起こしたりしている可能性があるので、病院で診察を受けるようにしてください。

おりものの粘り気の異常は

おりものが多いとき、水っぽいと感じたり卵の白身のようにドロッとしたりしていることがあります。おりものが分泌される時期によって、粘り気は変化しますので心配はありません。

生理が終わってから排卵が起きるまでの時期は、おりものは水っぽくさらさらしています。また、排卵が起きてから生理が始まるまでの時期は、おりものは粘り気が増しややドロッとしてきます。

時期によって粘り気は変わってきますが、塊のようなおりものが出てきたり、明らかに水のようなおりものが大量に出てきたりしたときは、病院に相談するようにしましょう。

おりもののチェック方法

おりもののチェック方法

おりものの状態は、気づいた時だけ確認するという方が多いのではないでしょうか。しかし、できればおりものの状態は毎日チェックするようにしましょう。おりものの量や、色、においなどをチェックすることで身体の健康状態を把握することができるからです。

おりものをチェックする時は、トイレットペーパーで拭き取るのがイチバンです。下着についたおりものでは、時間が経っているため酸化して変色していたり、雑菌が繁殖してニオイが生じたりしてしまうことがあるからです。

トイレに行ったときは、ついでにトイレットペーパーでおりものをチェックし、疲れすぎていないか、何かの細菌に感染していないか見ておくようにしましょう。

下着の交換について

下着の交換について

おりものの量には個人差があるため、人より多めにおりものが出る人もいれば、ほとんど気にならないという人もいます。おりものの量が多い傾向にある人は、下着が汚れたままの状態で着用しないようにしましょう。

頻繁に下着を交換するのは大変なので、おりもの専用のシートをつけておけば安心です。薄型で目立たないものも増えているので、気軽に使用することができるでしょう。

また、最近は布ナプキンも広まっているため、おりものが気になるという方は試してみてはいかがでしょうか。布ナプキンなら蒸れやかぶれが起きにくく、綿の肌触りで心地よいので普通の下着をつけている感覚のまま過ごすことができます。薄型の布ナプキンもたくさん出てきているので、自分に合ったものを選んで試してみましょう。

清潔を保とう

清潔を保とう

おりものの量が多い方は、こまめに布ナプキンやおりものシートを使うことで清潔に保つようにしましょう。下着におりものがついたままになっていると、そこから雑菌が繁殖して子宮の内部に侵入し、自浄作用からさらにおりものが多くなってしまうことがあります。

また、免疫力が低下している状態だと細菌に感染し、黄色や茶色など色のついたおりものが出てくるようになるので注意が必要です。

お風呂に入った時は低刺激のソープで洗い、トイレに行ったときもビデなどでキレイに洗うようにすると安心です。おりものの量が多くなる排卵日前後や、月経前後は特に注意し、清潔な状態を心掛けるようにしましょう。

まとめ

おりものが多い原因やメカニズムなど幅広い情報をたくさんご紹介しました。下着についてわずらわしさを感じてしまうおりものですが、実はとても重要な役割を担っています。

子宮内部を清潔な状態に保ってくれたり、受精しやすいように精子をコーティングしたりするものなので、多いからと過敏にならず、身体のために働いてくれていると考えましょう。

また、おりものの正常な状態を知ることで異常が起きたときにすぐ対応することができます。おりものの色やニオイなどに異常を感じたら、すぐに病院で診てもらい早めに治療を受けるようにしましょう。おりものは身体の健康を知る上で重要なものなので、毎日チェックして自分の健康をしっかり見守ってくださいね。

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