女性の身体は生理周期に合わせてどんどん変化していきます。やっと生理が終わったと思ったら、次はおりものに悩まされてしまうという方も多いのではないでしょうか。

おりものの量は、時期によって多くなったりニオイが気になったりさまざまに変化します。そんなおりものの悩みを解決してくれるのが「おりものシート」の存在です。

ただ、便利なアイテムのはずなのに、おりものシートを使う人もいれば、使わない人もいます。その理由はいったい何なのでしょうか。そこで、おりものシートを使う理由と使わない理由について詳しくご紹介していきましょう。

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おりものについて

おりものシートが必要になるのは、おりものの量が多かったり、ニオイが気になったりするからです。では、そもそもおりものとは一体何なのでしょうか。

おりものは、子宮内部の古い組織や分泌液などが混じりあったもので、時期によって状態や量が異なります。おりものの役割は大きく分けて2つあります。

ひとつの役割は自浄作用で、膣内に雑菌が侵入し繁殖させないために分泌されます。もうひとつの役割は受精のサポートで、精子を保護し卵子にたどり着きやすいように促します。このような2つの役割から、おりものは分泌されるのです。

おりものの量が増える時期は

おりものの量が増える時期は

おりものの量が増える時期は、生理周期全体で見ると2回あります。ひとつは排卵日前後で、もうひとつは生理日前後です。

排卵日前後におりものの量が増えるのは、排卵された卵子と精子が結びつきやすいようにサポートをするからです。

通常、おりものは酸性の状態ですが、排卵日前後に分泌されるおりものはアルカリ性に変わります。アルカリ性になると、精子が死滅しにくくなり卵子への到着がスムーズになるため、この時期だけ変化するようになっているのです。

排卵日前後のおりものは、無色透明で白身のようにトロッとしており、指で触ると糸を引くように伸びていきます。

生理日前後のおりものの状態

生理日前後のおりものの状態

おりものの量が増える時期は、排卵日前後と生理日前後があります。生理日前におりものの量が増えるのは、生理の準備段階だと言えるでしょう。場合によっては、おりものに少量の出血や茶色い経血が混じることがあります。

生理後におりものの量が増えるのは、自浄作用によるもので、生理により排出された子宮内膜の組織や経血を最後まで押し出そうとするからです。

生理日前後のおりものは、白濁していてニオイも強いことが多く、不快感が増しやすいおりものだと言われています。

おりものシートについて

おりものシートについて

おりものシートは、おりものに悩む人に対して開発されたものです。生理用のナプキンに比べると非常に薄くコンパクトなサイズなので、付け心地もあまり感じないのが特徴です。

ナプキンと同じように、おりものシートも汚れたら交換するようにします。重ねているタイプのおりものシートなら、汚れたら1枚めくってそのまま使用することができるでしょう。

おりものシートを使う理由について

下着を汚したくないから

下着を汚したくないから

おりものシートを使う人の理由として、最も多いのが「下着を汚したくないから」という意見です。下着におりものがついてしまうと、こびりついて普通のお洗濯でも落ちにくい汚れとなってしまいます。

キレイにおりものを落とすには、まずぬるま湯で予備洗いをする必要があるくらいです。しかし、おりものシートを使用していれば、下着に汚れがつく心配もありませんし、洗濯の手間もかからないため、非常に便利なのです。

おりものの量、臭いが気になるから

おりものの量、臭いが気になるから

おりものシートを使う理由として、もうひとつ挙げられるのが「清潔さを保つため」という意見です。おりものは時間が経つと黄色く変色し、ニオイも酸っぱくなったり強くなったりしますが、これは雑菌が繁殖しているからです。

そのまま放置しておくと、おりものに触れた皮膚の部分が炎症を起こし、ひどい場合はただれて出血してしまう可能性もあるため、注意が必要です。

生理前後のおりものは粘度も高くニオイも強くなりやすいので、こまめにおりものシートを変える必要が出てくるでしょう。

急な生理に対応できる

急な生理に対応できる

ホルモンバランスが不安定で生理周期が一定でなく、生理が急に始まってナプキンの用意がなくて慌てたという経験をした方も多いのではないでしょうか。おりものシートは常備しているため、ナプキン代わりとして使ったことのある方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、おりものシートはおりものの吸収に特化していて、ナプキンのように多量の血液を吸収する構造ではありません。

また、性器周辺の環境悪化を考慮して通気性も高くなっていますので、本来ならばナプキンの代用としては使えないのですが、短時間のみの緊急対策としてなら可能かも。ただ、いくら可能だと言っても、生理時にナプキンではなくおりものシートだけを使うのは止めましょう。

おりものシートを使わない理由について

おりものシートが便利なアイテムだと言われている一方で、おりものシートを使わないという人もいらっしゃいます。

生理以外にナプキンに近いものをつけたくない

生理以外にナプキンに近いものをつけたくない

その理由として、最も多く挙げられるのが「生理以外にナプキンに近いものをつけたくない」という意見です。

生理中は経血が出てくるため、ナプキンを使用することがほとんどですが、ナプキンに経血が吸収されると蒸れが発生しやすくなります。

ナプキンの蒸れにより、皮膚がかぶれたり、嫌なニオイがしたり、不快感が増したりするため、できるだけ形状が近いおりものシートは使いたくないと避けてしまうようです。ナプキンかぶれや不快感が強い人ほど、おりものシートを使わない傾向が強まると言えるでしょう。

おりものシートを使うとおりものが増える?

おりものシートを使うとおりものが増える?

おりものシートを生理時以外は毎日つけている方も少なくありませんが、その理由を聞くと「おりもの量が多いから」と答えるケースが多いです。実はおりものシートを使うことで、おりものが更に増えてしまうことがあります。

なぜかというと、おりものシートを新しいものに取り替える1~2時間の間に性器周辺の湿度が上がり、雑菌の繁殖しやすい環境になってしまうからです。増えた雑菌の膣内への進入を抑えようと、体は雑菌を体外へ排出しようと多量のおりものを分泌するようになるのです。

特にストレスなどで免疫力が落ちている時期と重なると菌への抵抗力が弱まるため、おりものを更に多く分泌して対抗しようとします。その結果おりものシートを使い続けることになり、更に環境が悪化してカンジダやクラミジア発症のきっかけにもなりかねません。

費用がかかるから

費用がかかるから

おりものシートを使わない理由として、もうひとつ挙げられるのが「費用がかかる」という意見です。おりものシートを使うということは、その分余計な出費もかかるということです。

こまめにおりものシートを交換し、1日に何枚も使用するとなれば、かなりの費用となってしまうでしょう。

ただでさえ、生理用のナプキンで出費がかかるというのに、おりものにもかけていたら家計が圧迫されてしまうと考えるようです。

だからといって、1枚のおりものシートを長時間使用していると、そこから雑菌が繁殖してしまうこともあるため、使用するならこまめに取り換えるべきだと言えるでしょう。

長所と短所を補う 天然素材のおりものシート

長所と短所を補う 天然素材のおりものシート

おりものシートを使う人の理由は「おりものの量が多くニオイが気になる」という意見が多く、おりものシートを使わない人の理由は、「かぶれや費用が気になるから」という意見が多いです。

使わない理由を解決し使いたいと思わせてくれるアイテムとして、最近注目されているのが「天然素材のおりものシート」です。綿100%でできているため下着の感覚に近く、デリケートな肌の人でも不快感を出ることはほとんどありません。

また、汚れても洗えば再び使用できるので費用面もクリアすることができるでしょう。ただ、使い捨てできないことから洗濯の手間がかかるというデメリットもありますので、よく検討したうえで試してみると良いでしょう。

おりものシートを使わないで清潔にする方法

おりものシートを使わないで清潔にする方法

おりもので下着が汚れてしまうのは嫌だけど、かぶれるから使わないという方も多いのではないでしょうか。実は少し工夫すれば、おりものシートを使わなくても清潔に保てます。

一番手軽なのは、どのトイレにも設置されているビデを使うことです。ただ、使用後は必ず乾かすこと・膣内まで洗浄してしまわないこと・強い水流で常在菌まで流してしまわないように弱水流にする、といった3点に注意してください。

また、下着の替えを2~3枚持って気になる時に取り替えるという方法もあります。「荷物になる」と思うかもしれませんが、おりものシートやナプキンを複数持ち歩くのと手間は変わりません。ぜひ自分なりの快適な方法を見つけてください。

いつもおりものの状態をチェックしよう

いつもおりものの状態をチェックしよう

おりものシートを使う人も使わない人もそれぞれの理由があると思いますが、どの人にも共通していただきたいのが「おりものの状態をチェックする」という習慣です。

おりものは身体の情報を反映させているものなので、状態やニオイ、色などを定期的にチェックしておく必要があります。

例えば、おりもののニオイがいつもより酸っぱく感じたり、悪臭だと感じたりすることがありますが、これは雑菌が繁殖してしまっている可能性が高いということです。

多くの人が感染しやすいものにカンジダ菌がありますが、カンジダ菌が増殖すると、おりものはカッテージチーズのように白いボロボロとしたものが混じるようになります。

他にもさまざまな感染症がおりものの異常により発覚することが多いので、異変を感じたらすぐに病院で診てもらうようにしましょう。

まとめ

おりものシートを使う理由と使わない理由について、幅広くご紹介しました。それぞれの理由を参考にし、おりものシートをうまく使いこなすことで、おりものの量が多い日も快適に過ごせるようにしてください。


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