生理の終わりかけに注意すべきことは?

生理の終わりかけには気になることがたくさんあります。出血の量は減るものの、褐色のおりものを含む経血がだらだらと続いたり、かゆみや臭いが気になったりと、生理初期の頃とは別の意味でイライラさせられることが多くなる時期といえるでしょう。

生理の終わりかけに注意したい情報を幅広くご紹介していきます。生理の終わりかけの不快な時期を出来るだけ早く終わらせるには、注意すべきポイントによく留意しておくことが大切です。

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生理の終わりかけの出血

生理の終わりかけの出血

通常生理が続く期間は3日から7日間程度ですが、出血の量は初日および2日目と3日目にもっとも多く、その後徐々に減っていきます。

初日から2日目、3日目までの経血は鮮血ですが、生理の終わりかけになるとそれが徐々に赤褐色に変わっていきます。

生理の経血について

生理の経血について

そもそも生理の出血はどのような原因で起こるのでしょうか。女性の体は妊娠に備えて周期的に変化します。受精卵が着床しやすいように子宮内膜を整えるのもそのひとつ。

妊娠に備えて子宮内膜を整えるとは、子宮内膜に血液などを集め、ふかふかと厚くすることを指します。子宮内膜を構成するのは、毛細血管、分泌腺や細胞などで、生理が始まる前までにはそ厚みは約1センチ程度になります。

妊娠した場合にはこのまま子宮内膜は厚いままですが、着床が起こらなかった場合、子宮内膜の表面層が溶けて破れることにより、月経血として排出されます。これが生理が起こるメカニズムになります。

生理の終わりかけの月経血

生理の終わりかけの月経血

生理のはじめの月経血は鮮血ですが、終わりかけになると赤褐色の経血が少量排出されるようになります。経血が赤褐色になるのは、膣の中に残っている血液が時間とともに酸化するためです。

膣の中に残った血液が皮脂分などと混じりあうことにより、色は赤褐色や茶色になり、さらに独特の臭いが生じることがあります。

生理終盤の経血の特徴とは?

生理終わりかけの経血の色と量についてはすでに述べたとおりですが、他に特徴を挙げるとすると、生理終盤の経血にはやや粘り気があり、生理初期のさらさらとした状態とはかなり異なります。

生理の終わりかけの出血異常

生理の終わりかけの出血異常

生理の終わりかけの出血に鮮血が出る場合は注意が必要です。通常生理の終わりかけの月経血は、赤茶色や茶褐色で、量は非常に少ないことが特徴です。生理の続く日数には個人差がありますが、通常は5日間から7日間程度続きます。

生理開始は鮮血だった経血は徐々に色や量に変化があらわれ、生理の終わりかけには経血に若干のおりものが混じることもあります。生理開始から6日目、7日目になって鮮血がある際には、何かしらの異常が発生している可能性もあります。

またこの時期に、さらさらとした生理初期のような鮮血があった場合には、生理による経血ではなく、不正出血も疑われます。

不正出血の種類について

生理以外の出血を不正出血と呼びますが、不正出血は主に二種類に分けることが出来ます。一つは器質性不正出血、もう一つは機能性不正出血と呼ばれています。

器質性出血とは?

器質性出血とは子宮内膜症や子宮頸がんなど、主に子宮に関わる病気により生じるものを指します。子宮内膜症の他には、子宮筋腫や子宮膣びらんなどが一般的に見られる症状です。

子宮内膜症や子宮膣びらんに関して、早期に発見し、治療を行うことが大切です。生理の終わりかけに鮮血があったり、生理が完全に終わったあとにも再び出血がある場合、また生理の終わりかけに生理初期のような量の出血がある場合には、念のため産婦人科で診察を受けるようにしましょう。

悪性の器質性出血とは?

悪性の器質性出血

子宮内膜症や子宮膣びらんなどが良性出血と呼ばれるのに対して、子宮体がんや卵管がん、子宮頸がんといったがんによる不正出血は、悪性出血と呼ばれています。

生理以外の不正出血は子宮や膣などに何からの問題が発生しているというシグナルになりますので、普段から不正出血には注意を払うようにしましょう。

機能性出血とは?

機能性出血とは?

機能性出血とはホルモンバランスの乱れや卵巣機能の低下により生じるもので、更年期を迎えた女性や生理が始まったばかりの思春期の女性に多く見られる症状になります。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌のバランスが崩れる原因は、ストレスや過度のダイエット、過労や生活習慣の乱れなど。機能性出血の予防には、生活習慣を見直し、ヘルシーな生活態度を身につけることが必要です。

妊娠を今すぐ望んでいない方でも、生理周期を整え、女性ホルモンのバランスを正すため、日頃からストレス解消やバランスの取れた食生活を目指すようにしましょう。

生理の終わりかけの臭い

生理の終わりかけの臭い

生理の終わりかけになるとデリケートゾーンの臭いが気になります。生理終盤になると出血の量も少なくなり、ナプキンを頻繁に変える必要がなくなるため、長時間ナプキンをそのまま交換せずにいる方もいますが、これは雑菌が繁殖する原因になります。

出血の量が少なく、ナプキンを交換する必要がない場合でも、一定の時間が経過したらナプキンを取り替えるようにしましょう。

臭いだけでなく、蒸れやかぶれにより、デリケートゾーンにかゆみや炎症が起きることもあります。また生理中の体調不良により免疫力が低下すると、カンジダ膣炎なども生じやすくなります。

量が減ってきたら生理用品を考える

量が減ってきたら生理用品を考える

使い捨てナプキンは便利な反面、汗をかくと蒸れやすいという短所があります。出血の量が減ってしまい、使い捨てナプキンを使うまでもない場合には、おりものシートや布ナプキンを使うと便利です。

おりものシート

生理も終盤になると、経血におりものが徐々に混じるようになりますので、場合によってはおりものシートを使ったほうが快適に感じられます。

市販されているおりものシートの種類は多く、ほのかな香りのついたものもあり、好みの香りを選ぶことが出来ます。また取替えるのが面倒な方には、二枚重ねになっていて、上のシートを取り外すだけでもう一度使えるタイプがお勧めです。肌が弱い方や敏感な方は、オーガニックコットンを使った肌に優しいシートが安心です。

布ナプキン

最近人気の布ナプキンを利用すると、生理の終わりかけの経血の状態などをよく観察することが出来ます。布ナプキンを使用すると体が冷えることなく、また蒸れやいやな臭いの発生を抑えることも出来て便利。生理の始まりは使いたくない方でも、出血の少なくなる終わりかけならば、安心して利用できるでしょう。

膣の中に残った血液を手早くきれいに

膣の中に残った血液を手早くきれいに

生理の終わりかけに少しずつ経血が起こるのは、膣の中に残った血液が少量ずつ排出されるため。膣の中に残った血液を手早くきれいにするにはビデを利用するのが便利です。使いきりサイズのビデを利用すると、膣の中に残ってなかなか排出されない血液を一気にきれいに洗い落とすことが出来ます。

使い捨てビデとは?

使い捨てビデとは?

携帯用ビデとも呼ばれる膣洗浄器とは、医療用の精製水が入った小さな容器で、ノズル式になっており、どなたでも簡単に膣を洗浄することが出来ます。

使い捨てビデを使用するメリットは、膣内を安全な方法で洗浄することにより、だらだらと続く生理の終わりかけを短縮し、結果的に生理期間を短くできること。出来るだけ早く生理を終わらせ、すっきりしたい方にお勧めです。

使い捨てビデの使い方

使い捨てビデにはノズルがついていますので、これを膣に挿入し、容器を押すことにより精製水で膣内を洗浄する仕組みになっています。

生理がもうほとんど終わりかけ、ごく少量の経血におりものが混じるようになったときに使用すると、だらだらと続く生理の終わりかけを短縮できます。

生理の終わりかけの腹痛は?

生理の終わりかけの腹痛

通常生理痛というと、生理が始まるすぐ前や生理の一日目および二日目がもっともひどく感じられますが、稀に生理の終わりかけにも腹痛を感じる方がいるようです。生理痛の原因を生理初期と生理後期に分けて考えてみましょう。

生理初期の腹痛の原因とは?

生理が始まる直前から生理初期に起こる腹痛の主原因は、プロスタグランジンという物質。プロスタグランジンの作用とは、子宮を収縮させ、子宮内膜に集まった血液を生理として体外に排出させること。プロスタグランジンのはたらきにより、下腹部に鈍痛やキリキリとした痛みを感じます。

またプロスタグランジンには血管を収縮させる作用もあり、このため体の血行が悪くなり、だるさや冷えを感じることもあります。プロスタグランジンの分泌が過剰になると、生理痛の症状が悪化します。

生理後期の腹痛の原因とは?

生理後期に感じるおなかの痛みの原因のひとつがうっ血。うっ血とは体の血行不良により起こるもので、骨盤内うっ血と呼ばれる症状になると、生理中以外のときにも生理痛のような痛みやだるさを下半身に感じます。

生理後半になるとプロスタグランジンの影響はほぼなくなりますが、ホルモンバランスの崩れや体調の変化により、体調は依然として優れないことが多いようです。

ただ生理の終わりかけになると、黄体ホルモンにかわって卵胞ホルモンの分泌が少しずつ増えてきます。そのためホルモン分泌の変化に敏感な方の場合、生理の終わりかけから体調が上向きになり、身体的にも精神的にも快調に過ごせるようになってきます。

生理の終わりかけに腹痛を感じたら

とくに問題がない限り、生理の終わりかけには腹痛はおさまり、徐々に体調が良くなってきます。骨盤内うっ血に関しては、生理に関わりなく起こりますが、その原因に関しては、はっきりしたことはまだ分かっていません。

骨盤のゆがみや血行不良などに注意し、運動不足の方はこれを解消するように努めましょう。また冷え性の方はおなかや腰、手足の先を冷やさないよう、十分に注意する必要があります。

生理が終わっても腹痛が収まらない場合

生理が終わっても腹痛が収まらない場合

生理が終わってもまだ腹痛が止まらない場合、子宮内膜症にかかっている可能性があります。生理の終わりかけから終了後にかけて腹痛が激しくなる場合には、そのまま放置せずに産婦人科で診察を受けるようにしましょう。

生理の終わりかけに頭痛を感じたら

生理の終わりかけに頭痛を感じたら

生理も終わりに近い時期になると、急に頭痛を感じる方もいらっしゃいます。中には頭痛だけでなく肩こりや吐き気を伴う場合もあり、月経前症候群よりも辛いと感じてしまうこともあるようです。

生理終わりかけのホルモン分泌はプロゲステロンの分泌は低下したまま変化がありませんが、エストロゲンが増え始めるのが特徴です。

しかしホルモンバランスが乱れていて、この時期増えるはずのエストロゲンが中々増えなかったり、プロゲステロンの分泌量が低下していないと、その影響から頭痛等の症状が現れやすくなるのです。必ず生理の終わりかけに強い頭痛があって日常生活に支障をきたすような場合は、一度病院で相談してみましょう。

生理の終わりかけの入浴は?

生理の終わりかけの入浴は?

生理中は浴槽につかることなく、ざっとシャワーで済ませているという方も多いかと思われますが、生理の終わりかけの入浴はどうでしょうか。生理の終わりかけはもうほとんど経血もなく、浴槽につかっても問題ないように思われます。生理の終わりかけに入浴する際の注意事項をまとめてみました。

生理中の入浴について

生理のはじめは経血が多く、浴槽につかると汚れてしまいそうで、入浴はシャワーに留めている、という方が多いようです。一人暮らしの方ならともかく、家族の方と同居している場合、生理の始めに浴槽に浸かるのはなかなか難しいかと思われます。

しかし実際には水圧のせいで経血は流れ出してこないといわれていますが、浴槽から出たときのことも気になります。生理のはじめに浴槽につかる場合は、最後に入るようにしましょう。

生理の終わりかけの入浴

経血のことが気になりますが、浴槽にゆっくりつかることにより、おなかと腰をゆっくり温めることが出来ますので、生理痛や冷え性の解消に役立ちます。

自宅の浴槽であれば、生理の終わりかけならば経血のもれの心配をせずに入浴できるでしょう。気になる方はタンポンを利用すると安心です。

温泉での入浴は?

温泉での入浴は?

自宅の浴槽であれば、家族との同居の方であっても、ちょっとした点に配慮するだけで入浴することが可能ですが、不特定多数の方が利用する温泉の場合はどうでしょうか。公共のエチケットという点からすると、生理中に温泉につかるのは出来るだけ避けたほうが良さそうです。

生理の終わりかけで、どうしても温泉に入らなければならない事情がある場合には、タンポンを利用するなどの配慮を怠らないようにしましょう。温泉同様、プールなどに入る際にもそれなりの配慮をし、他の方に不快な思いをさせないように注意しましょう。

生理の終わりかけの性行為は?

生理の終わりかけの性行為は?

生理の終わりかけはわずかですが妊娠の可能性もありますので、妊娠を望んでいない方はきちんと避妊を行うようにしましょう。また終わりかけとはいえ、膣の中にはいまだ経血が残っていますので、雑菌に感染してしまうと、感染症にかかりやすくなります。

他にも子宮内膜症や子宮膣びらんなど、性行為により症状が悪化する病気もあります。生理の終わりかけだからといって気を抜かずに、体調に配慮しながら、決して無理をしないようにしましょう。

まとめ

生理の終わりかけに気になることについてさまざまな情報を幅広くご紹介しました。生理の終盤に気になるのは臭いやだらだらと続く経血。

出血の量が少なくなるために、こまめにナプキンを取り替える必要はなくなりますが、長時間ナプキンを交換しないでいると、不快なにおいが発生することも!生理の終わりかけだからこそ、デリケートゾーンを清潔に保つようにしましょう!


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