生理後の妊娠について知っておきたいこと

「生理後の性行為は妊娠しない」そんなウワサを信じていませんか?また、「生理後でも妊娠が発覚することがある」というウワサをご存知でしょうか。

世の中にはさまざまな情報が行き交っているため、これなら安全というウワサが全くデタラメだということもあります。妊娠を望まない方にとっても、妊娠を望む方にとっても、生理と妊娠を巡るさまざまな情報は気になるところではないでしょうか。

そこで、「生理後の性行為は妊娠しない」というウワサと「生理後でも妊娠が発覚することがある」というウワサを徹底検証していきましょう。

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生理後の性行為は妊娠しないはホント?

生理後の性行為は妊娠しないはホント?

世の中にはさまざまなウワサがありますが、まずは「生理後の性行為は妊娠しない」というウワサから見ていきましょう。生理後に性行為をしても妊娠することはないとありますが、結論から言えば妊娠する確率は十分にあります。

生理後は安全日だと思い込んでいる方は、今すぐ改める必要があるでしょう。ただ、正常な生理周期が巡っている方なら、生理直後に性行為をしても妊娠する確率は低くなることはあります。

なぜなら、生理が終わってから排卵が起きるまでは数日の間隔が開くからです。排卵日は次の生理から12日~16日前に起きることがほとんどだからです。

つまり、生理が終わってから約1週間経過すると、排卵が起きる可能性があるため妊娠する可能性があるということになります。

生理周期の内容について

生理周期の内容について

「生理後の性行為は妊娠しない」というウワサがありますが、生理が終わってから少し期間をおいて排卵が起きるため、通常は妊娠する確率が低いということが関係しています。

生理周期は約28日で巡ることが基本とされていますが、その内容はさまざまな時期に分類することができます。

女性の生理周期は、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期から成り立ち、それぞれ身体に引き起こされる現象は異なります。生理や妊娠に大きく関わってくる内容なので、詳しくご紹介しておきましょう。

月経期について

月経期について

月経期は、黄体期が終わってから始まり、次の卵胞期まで続きます。月経期は、生理が発生している期間のことを言いますが、生理は卵子が受精しなかった場合に起きるものです。

子宮環境はいつでも妊娠できる体制づくりを務めているため、毎月の排卵を何とか受精に結び付けようとします。しかし、受精が成立しなかった場合はその準備が不要となるため、一度リセットする必要が出てくるのです。

不要となった組織は剥がれ落ち、経血と共に体外へと押し出されていきます。これが、生理のメカニズムです。月経期は、基本的に女性ホルモンの分泌が減少しているため、排卵が引き起こされることはないと言われています。

卵胞期について

卵胞期について

卵胞期は、月経期が終わってから始まり、排卵期まで続きます。卵胞期は、卵子を育てることと下準備に費やされます。

エストロゲンという卵胞ホルモンが積極的に分泌され、卵巣にある原始卵胞のひとつを育てて排卵できる状態に仕上げていきます。

また、受精が成立した際に着床しやすいよう、子宮内膜の組織を厚くしてふかふかの状態にして準備を整えていくのです。

排卵期について

排卵期について

排卵期は、卵胞期が終わってから始まり、黄体期まで続きます。排卵期は排卵されることによってスタートしますが、そのきっかけとなるのがプロゲステロンという黄体ホルモンの存在です。

卵胞期に活発に分泌されていたエストロゲン(卵胞ホルモン)がピークに達したときに、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されると、刺激が産まれ、卵巣から卵子が飛び出すきっかけを作ります。

排卵が引き起こされると、少しエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量は減少し、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になり分泌量も増えていきます。

黄体期について

黄体期について

黄体期は、排卵期が終わってから始まり、月経期まで続きます。黄体期は排卵のきっかけを作ったプロゲステロン(黄体ホルモン)が活発に分泌されます。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は体温を上昇させ、着床した受精卵を育てる大切な役割を担っているのです。ただ、受精が成立しなかった場合は、分泌量が減少するため、子宮内膜の組織が剥がれ落ち生理が引き起こされるようになります。

妊娠するかもしれない?

妊娠するかもしれない?

このように、生理周期は4つの時期に分類されていることがお分かりいただけたと思います。排卵は、エストロゲン(卵胞ホルモン)が十分に分泌されることで卵巣にいる卵子が育ち、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されることがきっかけとなって発生します。

だからこそ、生理直後の性行為ではエストロゲン(卵胞ホルモン)もプロゲステロン(黄体ホルモン)も充分に分泌されていないため、排卵が起きず妊娠しない可能性が高いと考えられるのです。

そのため、「生理後の性行為は妊娠しない」と誤解されてしまいます。ただ、排卵日は簡単にずれてしまうため、予定していた排卵日よりも早くなることがあります。

生理直後に排卵が引き起こされる可能性も充分にありますので、それが実現すれば生理後の性行為でも妊娠することがあるでしょう。

排卵日がずれる理由について

排卵日がずれる理由について

生理後でも排卵日がずれて早まれば、妊娠する可能性は十分にあります。排卵には、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)というふたつの女性ホルモンが関わっていますが、その分泌を指令しているのは脳の下垂体で、指令を受けとり分泌しているのは卵巣です。

そのため、脳の下垂体や卵巣に何らかの機能障害が生じれば、いつもとは違うタイミングで女性ホルモンが分泌され、排卵が起きてしまうことがあるのです。

脳からの指令であることから、ストレスが溜まっていたり、疲労が蓄積したりしていることでも女性ホルモンの分泌は簡単に左右されてしまいます。引っ越しなど環境の変化で生理周期が変わってしまうのは、このためです。

生理周期が変わるということは、排卵日や生理予定日も変わるということですので、生理後の性行為でも妊娠する可能性は十分にあるでしょう。

精子が子宮の中で生きている?

生理後の性行為でも妊娠してしまう可能性があるのは、排卵日だけでなく精子の生存期間も関係しています。

精子が子宮内部で生存する期間は、射精から2日~3日ほどと言われています。しかし、精子の中には1週間も生存し続けるものもあるのです。

そのため、生理後1週間くらいの間に排卵が起きれば、射精された精子と卵子が結びつき妊娠することもあるのです。基本的に、性行為に「安全日」という言葉は存在しません。

女性ホルモンが分泌されるタイミングや、精子の生存期間によって、いつどんな時でも妊娠する可能性はあるので、妊娠を望まない場合は必ず避妊するようにしましょう。

生理後でも妊娠が発覚する?

次のウワサで、「生理後でも妊娠が発覚することがある」ということがありますが、結論から言えばこれはホントだと言えます。そもそも生理は受精が成立しなかったときに引き起こされるものですので、この場合の生理は通常の生理のことではありません。

生理に似た症状を生理と勘違いしていたことから、「生理後でも妊娠が発覚することがある」と言われてしまうのです。

実は、生理予定日近くに生理以外の出血が起きることがあり、それを「着床出血」と言います。着床出血を生理と勘違いしていたため、妊娠に気づくのが遅れてしまうことがあるのです。

着床出血とは?

着床出血とは?

「生理後でも妊娠が発覚することがある」とありますが、これは生理ではなく着床出血によるものです。着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床する時に発生するもので、受精卵の絨毛が子宮内膜の組織を傷つけたことから出血が起きます。

排卵日に受精した受精卵は、5日ほどかけて子宮内膜に移動し着床を試みますから、生理予定日近くに着床出血が起きることは珍しくないのです。

生理と着床出血の違いは、出血量を見ればわかるでしょう。着床出血の場合、出血量は微量でおりものに血が混じった程度で治まることも良くあります。

ただ、ごく稀に通常の生理と同じような出血量が出ることがあります。いつもの生理と違う様子が見られたら、着床出血の可能性を考えてみると良いでしょう。

生理中の性行為と妊娠

生理中の性行為と妊娠

生理中は子宮内に卵子・精子はありませんし、女性ホルモン分泌量も低いままです。そう考えると生理中のセックスで妊娠する確率が一番低いのですが、実際は生理中であっても妊娠する可能性はゼロではありません。

その原因として考えられるのは、不正出血と生理の出血を間違えてしまうことです。生理周期による出血でなければ子宮と卵巣の動きはそのままなので、妊娠してしまう可能性が出てきます。

また、生理中は免疫力が低下しているのと子宮内部が敏感であるため感染症にかかりやすく、妊娠はしなくても他のトラブルに見舞われるかもしれませんので、できれば子宮の排出機能を最優先して性行為は後回しにすべきでしょう。

妊娠している場合の変化について

着床出血だったことに気づかず、普通の生理だと勘違いしてしまう方もたくさんいらっしゃいますが、その後の体調の変化で妊娠だと気づくケースもあります。

妊娠すると火照ったように感じる

妊娠すると火照ったように感じる

妊娠すると、身体にさまざまな変化が生じてきますので、ご紹介しておきましょう。まず、妊娠すると身体が火照ったように感じることが増えてきます。

微熱っぽさを感じたり、汗をかきそうなほど身体が熱く感じたりするのは、プロゲステロン(黄体ホルモン)の作用によるものです。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は、受精が成立しなければ分泌量が減少し、生理を引き起こしますが、受精が成立した場合は分泌量が一定に保たれ受精卵を育てるために働くようになります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)には、体温を上昇させ受精卵が育ちやすい環境をキープする役割があるため、妊娠すると身体が火照ったように感じやすくなるのです。

妊娠すると眠気が強くなる

妊娠すると眠気が強くなる

妊娠により身体に起きる変化として、眠気が強くなるということがあります。仕事や家事などに集中しなければならないのに、なんだか頭がボーっとして、じっとしていると強い眠気に襲われるようになります。

少し動いただけなのに身体がだるくなって、横になりたいと感じることも増えてくるでしょう。また、十分な睡眠を取っているはずなのに、常に眠気が取れないこともあります。

妊娠すると眠気が強くなるのは、身体を安静にしようとするためなので、眠気を強く感じているときは、できるだけ安静を心掛けるようにしましょう。

妊娠するとニオイに敏感になる

妊娠するとニオイに敏感になる

妊娠により身体に起きる変化として、ニオイに敏感になるということがあります。いつもなら気にならなかったニオイに反応するため、不快感が増しやすくなるでしょう。

お風呂場のニオイや、雨の日のニオイ、電車のニオイ、タバコのニオイなどに不快感が強まる傾向があるようです。妊娠するとニオイに敏感になるのは、腐ったものや有害なものから身体を遠ざけようとする防衛反応が働いているからです。

赤ちゃんと身体を守るための作用ですが、気になる場合はこまめにお掃除をし、できるだけニオイの元から距離を取るようにしましょう。

妊娠すると吐き気がする

妊娠すると吐き気がする

妊娠により身体に起きる変化として、吐き気が生じることがあります。食べ物の好みが変わったり、いつも大好きなものが食べられなくなったりするなど、味覚に変化が生じることもあるでしょう。

これも、赤ちゃんと身体を守るための防衛反応だと考えられています。吐き気が強くなると、食べ物をほとんど受け付けなくなることもありますが、ひとつでも良いので食べられるものを見つけ、栄養補給していけるようにしましょう。

妊娠すると胸が張る

妊娠すると胸が張る

妊娠により身体に起きる変化として、胸にハリを感じるということがあります。生理前後にも胸が張る症状が出る人もいるため、妊娠の症状だと気づかない方もいらっしゃるでしょう。

ただ、いつもは胸の張りを感じていなかったのに、今回は特別に感じるという方や、強い張りを感じたという方もいます。胸の張りに違う感じがでたら、妊娠の可能性を考えてみると良いでしょう。

妊娠検査薬について

妊娠検査薬について

生理後に身体にさまざまな変化が生じたり、いつもとは体調が異なるように感じたりしたら、妊娠しているかどうかチェックしてみましょう。

妊娠検査薬が反応するのは、生理予定日から1週間後なので、その時期に試すようにしてください。陽性反応が出たら、病院で診察を受け確定してもらいましょう。

まとめ

「生理後の性行為は妊娠しない」「生理後でも妊娠が発覚することがある」というウワサについて詳しくご紹介しました。正しい知識を持つことが重要ですので、きちんと理解しこれからは正しく対策を取るようにしましょう。

性行為に安全日はないので、妊娠を望まない方はどんな時でも避妊を行うようにしてください。また、生理が来たと思っていても着床出血で妊娠している可能性もあるので、身体に変化が生じた場合は妊娠検査薬をチェックし、病院で診てもらうようにしてくださいね。

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