生理後の出血(不正出血)について知っておきたいこと

生理が終わり、不快感からやっと解放されると思っていたのに、再び出血が始まってしまうことがあります。生理以外の出血は「不正出血」と呼ばれますが、生理後に不正出血が起きてしまうのは何故なのでしょうか。

自然の作用から発生することもあれば、病気が隠されていることもあります。不正出血の原因をしっかりと突き止めていくことで、不安を払拭していく必要があるでしょう。

そこで、生理後の不正出血についてさまざまな情報を幅広くご紹介していきたいと思います。

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生理後の不正出血とは?原因は

生理後の不正出血とは?原因は

不正出血とは、生理以外の時期に出血が発生することを言います。通常は、生理以外の時期に出血が起きることはないため、何かの原因が関係していることがほとんどです。

不正出血の原因は、自然の作用から発生するもの、外的な要素からくるもの、病気からくるものなどがあります。それぞれの原因について詳しくご紹介していきましょう。

排卵による不正出血

排卵による不正出血

生理後しばらくしてから再び出血が起きた場合、その不正出血は「排卵出血」である可能性があります。排卵出血とは、卵巣から卵子が排卵されるときに、細胞の一部を傷つけたことから発生する出血です。

卵子が移動することにより、内壁の細胞が削られるため、微量の出血が続くようになります。排卵出血は、誰にでも起きるものではありませんし、毎月起きるとは限りません。そのため、排卵出血を何かの病気と勘違いする人が多いようです。

生理後10日~14日経つと排卵が起きることが多いので、生理と生理の中間あたりに微量の出血が見られた場合は、排卵出血である可能性が高いと言えるでしょう。

ホルモンバランスの乱れによる不正出血

ホルモンバランスの乱れによる不正出血

生理後に不正出血が見られた場合、ホルモンバランスの乱れにより引き起こされている可能性もあります。

もともと、生理は女性ホルモンの分泌から引き起こされているため、ホルモンバランスが乱れると生理や排卵のコントロールが乱れ、不正出血が起きてしまうことがあるのです。

通常、生理は黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少することから発生します。そのため、一時的にホルモンバランスが乱れて分泌量が減ると、身体が生理の準備を始めようとするため、不正出血が起きてしまいます。

精神的なストレスや、環境の変化、激しいスポーツなどでホルモンバランスは乱れ、不正出血が起きてしまうことがあるので、注意するようにしましょう。

生理周期が短い場合

頻発月経、稀発月経

生理後に再び出血が起きた場合、不正出血の可能性もありますが再び生理が始まっていることもあります。通常、不正出血は微量ですが、通常の生理と変わらない量が出てくるため、生理が来たと気づく人もいるでしょう。

生理周期が極端に短く、月に何度も生理が来る「頻発月経」である可能性もあります。頻発月経は、ホルモンバランスの乱れにより生理周期が短くなっている可能性や、黄体不全から引き起こされていることもあります。

また、何かの病気により頻発月経が繰り返されていることもあるので、長く続く場合は一度病院で診てもらうようにしましょう。

外的な要素からくる不正出血

外的な要素からくる不正出血

生理後に不正出血が起きるのは、外的な要素から来ている場合もあります。膣の外側の皮膚がただれてしまい、炎症を起こして出血していることがあるため、早めに処置することが必要になるでしょう。

おりものにより皮膚がかぶれてしまうこともあれば、生理用のナプキンで蒸れてただれてしまうこともあります。生理後に毎回皮膚がただれ、出血が起きてしまうという方は、一度ナプキンを見直してみると良いでしょう。

肌触りの優しいナプキンや、綿素材100%の繰り返し使えるナプキンもあるので、肌に合うものを探してみることも必要です。また、雑菌の繁殖を防ぐためにも、ナプキンはこまめに取り換えるようにしましょう。

不正出血の特徴について

不正出血の特徴について

生理後に不正出血が起きた場合、その状態をよく観察してみてください。不正出血は基本的に微量で、おりものに少量の血液が混じったり、茶色い出血が確認されたりする程度であることがほとんどです。

また、不正出血が続くのは、1日~3日程度なので、長い期間続くようなこともないでしょう。ただ、鮮血で大量の出血が続く場合や、徐々に不正出血の量が多くなる場合、少量でも長い期間不正出血が続く場合は、必ず病院を受診するようにしましょう。

このような不正出血が続く場合、何かの病気が隠されていることがあるため、早めに受診するようにしましょう。

病気からくる不正出血の場合は

生理後に不正出血が繰り返される場合、病気から引き起こされている可能性があります。

子宮筋腫による不正出血

粘膜下子宮筋腫

よく発見される病気としては、「子宮筋腫」があります。子宮筋腫とは、子宮の中に小さな良性の腫瘍ができることを言います。女性に発見される病気としては非常に有名で、40代前後の女性に数多く発見されています。

良性の腫瘍なので、基本的に生命に関わる病気ではありませんが、子宮筋腫が次第に大きくなってくると、生理の時の血液の量が増え、生理痛がひどくなり、不正出血が続くことがあります。

一定の大きさを超えた子宮筋腫は摘出する必要がありますので、発見したら経過をきちんと観察していくことが重要です。

子宮頸管ポリープによる不正出血

子宮頚管ポリープ

生理後に不正出血が起きた場合、どのような状況であったかを観察してみましょう。激しいスポーツをした後や、性行為をした後に不正出血が起きたのなら、「子宮頸管ポリープ」である可能性があります。

子宮頸管ポリープとは、子宮頸管の細胞が増殖し良性の腫瘍となる病気です。子宮頸管ポリープができると、さまざまな刺激により傷つき不正出血を招くことがあります。

激しい運動で子宮周辺がいつもより動いたり、性行為による摩擦で子宮頸管ポリープが傷ついたりしてしまう度に不正出血が起きるため、摘出手術をする場合が多いです。

基本的に、不正出血が起きなければ子宮頸管ポリープは良性の腫瘍なので、心配する必要はありません。しかし、何度も不正出血が起きると、そこから雑菌が繁殖し別の病気を引き起こしてしまう可能性もあるので、早めに処置するようにしましょう。

子宮がんによる不正出血

子宮体がん

生理後に不正出血が起きた場合、子宮がんにより引き起こされていることがあります。子宮がんは悪性の腫瘍なので摘出手術をする必要があるので、早めに治療を開始することが必要です。

放置すると、不正出血が繰り返されて感染症を引き起こしたり、病気が進行して手遅れとなったりすることがあります。

生理周期に乱れが生じやすく、生理痛もどんどんひどくなるなどの症状がある場合は、子宮がんの可能性を疑ってみるようにしましょう。

生理前の不正出血は妊娠の可能性も

生理前の不正出血について

不正出血が生理後ではなく、生理前に発生した場合、「着床出血」である可能性もあります。着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床する時に発生するもので、次の生理が始まる頃に確認されます。

少量の出血ですぐに止まった場合、着床出血の可能性が高いため、妊娠検査薬を試してみると良いでしょう。

まとめ

生理後の不正出血についてさまざまな原因を幅広くご紹介しました。自然な作用から引き起こされる不正出血もあれば、外的な刺激から引き起こされる場合、病気が関係している場合などいろんな要素があります。

原因をしっかり把握するためにも、不正出血が起きたときは必ず一度は病院で診てもらうようにしてくださいね。

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