生理の出血量少ないとき、多いときに知っておきたいこと

初潮を迎えた女性なら、毎月のように悩まされるのが生理の問題です。生理の状態は人によって違いがあるため、何が正常で異常なのか、わからない部分があります。

例えば、生理の出血量が多い人もいれば少ない人もいますが、人と比べることができないため、判断に困ることもあるでしょう。

そこで、生理の出血量が多い人や少ない場合、何を基準に捉えればいいのか、また何が原因でどう対処すべきかなど、詳しくご紹介していきましょう。

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生理の出血量について

生理の出血量について

生理の出血量が多いのか、少ないのか判断しにくい部分がありますが、正常な出血量はどれくらいなのでしょうか。

生理の出血量の正常な範囲としては、20ml~140mlとされています。

かなり広範囲なのは、生理の出血量にかなりの個人差があることと、コンディションによって出血量がその時によって大きく変わってくるからです。出血量の多さが異常かどうか判断するなら、ナプキンについた量を目安にすると良いでしょう。

ナプキンで判断する出血量

生理の出血量が多いか少ないか判断する材料として、ナプキンがあります。ナプキンにどれくらいの経血量がついているかで、異常な生理かどうかを判断することができます。

まず、ナプキンについた経血量を目安にするなら、常に同じ種類のナプキンを使用するようにしましょう。ナプキンのメーカーによって吸収力は異なるため、同じ出血量であってもナプキンが異なれば、多く見えたり少なく見えたりするからです。

同じメーカーで同じ種類のナプキンを常に使用することで、生理の出血量がいつもより多いか、少ないかを判断しやすくなるでしょう。

生理の出血量が少ない場合

生理の出血量が少ない場合

生理の出血量が少ないと感じる場合、ナプキンはほとんど汚れない状態になります。中には、おりものに少量の血液が混じった程度の出血量になることもあるでしょう。

出血量が少ない状態なら「過少月経」と診断されます。さらに、生理の出血量が少なく、生理が続く日数も極端に短い場合「過短月経」と診断されるでしょう。

生理日数は、通常3日~7日間続くとされていますが、過短月経の場合2日で生理が終了してしまい、出血量も少ない傾向があります。

過短月経の原因について

過短月経の原因について

生理の出血量が少なく、生理日数も2日以内の場合、過短月経の可能性があります。過短月経になる原因としては、女性ホルモンの分泌に何らかの不具合が生じている可能性が高いでしょう。

例えば、初潮を迎えてから間もない時期は女性ホルモンの分泌が安定しておらず、子宮も発達していないため過少月経や過短月経になる傾向があります。

また、閉経が近づいてくると、女性ホルモンの分泌量が減少し、過短月経が繰り返されるようになります。その他の原因としては、ストレスやダイエットからくる女性ホルモンの分泌異常が考えられるでしょう。

生理の出血量が多い場合

生理の出血量が多い場合

生理の出血量が多いと判断する目安としては、ナプキンの吸収量を超えてしまう状態が続いている時です。

昼用のナプキンでは追いつかず夜用を使用しなければならないほど経血量が多い場合や、夜用のナプキンを夜中に交換しなければ朝までもたないという場合は、出血量が多いと判断されます。

また、もうひとつの目安として血の塊が出てきた場合も、出血量が多い傾向があるでしょう。出血量が多い場合、「過多月経」と診断されます。

ナプキンを1時間毎に変えなければならないほど経血量が多い場合は、過多月経である可能性が非常に高いと言えるでしょう。

過多月経の原因について

過多月経の原因について

生理の出血量が多くナプキンの交換が1時間ごとに必要だったり、夜用のナプキンでも追いつかなかったりする場合、過多月経の可能性があります。

過多月経になる原因としては、女性ホルモンの異常分泌が考えられるでしょう。

また、病気により過多月経が引き起こされている場合もあります。過多月経を引き起こす病気としては、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸管ポリープなどがあります。異常に出血量が多い場合は、病気の可能性を考え、一度きちんと病院で診てもらう必要があるでしょう。

生理の出血量を左右する女性ホルモン

生理の出血量が多くなったり少なくなったりする原因として、女性ホルモンの存在があります。女性ホルモンの分泌により、生理が起きる時期も出血の量も変化していくメカニズムとなっています。

生理が起きるのは、受精が成立しなかったことから子宮内膜の組織が剥がれ落ち、古い組織や血液と共に身体の外へと押し流されるからです。

女性ホルモンは、子宮内膜の組織の厚みに影響し、生理を引き起こすタイミングもコントロールしています。具体的に出血量にどう影響するのか、詳しく見ていきましょう。

エストロゲン(卵胞ホルモン)の作用

エストロゲン(卵胞ホルモン)の作用

女性ホルモンのひとつとして、エストロゲン(卵胞ホルモン)がありますが、これには子宮内膜を厚くする作用があります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)が過剰に分泌されると、必要以上に子宮内膜が厚くなるため、生理が起きたときに出血量が多くなる傾向があります。

また、逆にエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が少ないと、子宮内膜が厚くならず、生理が起きたときの出血量も少なくなる傾向があります。

子宮内膜が厚くならなければ、受精卵が着床しにくくなるため妊娠しにくい状態が続くようになるため、早めにホルモンバランスを整える治療を受けるようにしましょう。

プロゲステロン(黄体ホルモン)の作用

プロゲステロン(黄体ホルモン)の作用

女性ホルモンのひとつとして、プロゲステロン(黄体ホルモン)があります。プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されると排卵が引き起こされ、減少すると生理が引き起こされるメカニズムとなっています。

プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が安定せず急に分泌量が減ると、子宮内膜が剥がれかけて微量の出血が起きることがあります。

また、充分な量が分泌されないことで排卵が起きず、生理が遅れて出血量が多くなることもあります。

女性ホルモンを乱す原因

女性ホルモンを乱す原因

生理の出血量が多かったり少なかったりするのは、女性ホルモンの影響を受けていることが考えられますが、女性ホルモンは何が原因で乱れてしまうのでしょうか。

女性ホルモンは、少しの変化でもバランスを崩すほど繊細なものです。引っ越しをして住居が変わったり、仕事が忙しくなったり、対人関係に悩んでストレスを抱えていたり、激しいトレーニングで身体に負担をかけたりすることで、女性ホルモンは簡単に乱れてしまいます。

繊細なものだからこそ、生理の出血量に変化が起きたときは、身体や心の状態をきちんと観察することが重要なのです。ストレスは溜まっていないか、身体に無理をかけていないか冷静に判断することで、根本から解決することができるでしょう。

生理の量の治療と対策方法

生理の量の治療と対策方法

生理の出血量が多かったり少なかったりする場合は、ストレスを発散させることが大切です。軽く身体を動かしたり、趣味に集中したり、好きな音楽や香りを楽しむことでうまく分散させるようにしましょう。

また、女性ホルモンが乱れているときは、低用量ピルなどで治療することができます。病院に行き診察を受ければ処方してもらえるので、医師の指示に従い治療をして女性ホルモンをコントロールしていきましょう。

詳しく:低用量ピルについて知っておきたいこと

まとめ

生理の出血量が多かったり少なかったりする原因や対処方法など幅広くご紹介しました。普段から生理の状態を観察し、いつもと違うと感じたら原因を突き止め、きちんと対策し早めに解決していってくださいね。

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