生理中のすごし方について知っておきたいこと

生理中はいつも体がだるいし痛みも強いし、生理なんてなかったら良かったのに、なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に生理前から生理中にかけては気持ちが落ち込みやすいので、余計生理に対してネガティブになってしまうのも仕方ありません.

しかし生理に対してネガティブなイメージを持つと、その気持ちが影響して生理のトラブルが増える可能性があります。生理中は不快な症状が出てきますが、それを軽減させるのも悪化させるのも気持ち次第といえるのではないでしょうか。

急に気持ちを切り替えるのは難しいので、まずは生理中少しでも快適に過ごすように工夫してみましょう。ここでは、その手助けとなる生理中の過ごし方のポイントを詳しくご紹介します。

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生理のメカニズムとは

生理のメカニズム

生理が毎月来ることの意味をおさらいしましょう。正常な生理周期は28日で、女性ホルモン分泌の変化によって1週間ごとに卵胞期・排卵期・黄体期・月経期が訪れます。

子宮内膜は生理中から増えるエストロゲンの作用で増殖していき、さらに排卵後に分泌されるプロゲステロンによって着床に適した状態へと変化します。

しかし、着床せず妊娠が成立しなかった場合これらのホルモンが急減するため、子宮内膜を支えられずに子宮から剥がれて体外に排出されます。これが生理の基本的なメカニズムですが、ストレス・食生活・生活習慣の乱れなどで生理不順につながりやすくなります。

生理痛の正体は

生理痛の正体は

子宮内にある血液を排出するために、子宮収縮を促すプロスタグランジンというホルモンの分泌量が増加します。

生理が始まるとともに感じる下腹部の痛みはプロスタグランジンの作用によるものですが、プロスタグランジンの分泌量が増加すると子宮収縮が強くなり生理痛につながります。

子宮口が硬い10代や出産を体験していない女性、冷え性の女性、ストレスが多い女性はプロスタグランジン分泌量が過剰になりやすいので、生理痛も酷くなる傾向にあります。その他にも女性ホルモンバランスの大幅な崩れが原因でも、生理痛が起きやすくなります。

生理1~3日目の過ごし方

生理1~3日目の過ごし方

生理初日~3日目までは、血液の排出が多い時期です。この数日間は体が子宮内膜を排出することにエネルギーを多く使うので、体に力が入らなかったりすぐ横になってしまうというように、生理中だけ特別な体調不良に見舞われる方も多いです。

もちろん生理痛が酷くて鎮痛剤が欠かせないという方もいらっしゃるでしょう。この3日間は様々な不調に悩まされますが、少しでも楽に過ごせるためのポイントをいくつかご紹介します。

自分を甘やかす時期と考えて

自分を甘やかす時期と考えて

男性だけでなく女性にとってもストレスの多い毎日ですから、生理中くらいは自分を甘やかす時期と考えましょう。ただし好きなことをして甘やかすのではなく、体と一緒に心も休めて甘やかすというのがポイント。

生理前から生理中は感情が不安定になりやすい時期ですから、そこで無理をすれば体にも影響して更に生理痛が酷くなる可能性もあり、最終的には生理自体をネガティブに考えてしまう可能性が出てきます。

仕事があって難しいかもしれませんが、自分でゆっくりする時間を確保したりストレスが溜まるような人とは話さないなど、この時期出来ないことは出来ないと割り切って考えてみてはいかがでしょうか。

痛みを抑える鎮痛剤の飲み方

痛みを抑える鎮痛剤の飲み方

生理中に鎮痛剤が欠かせない方も多いですが、鎮痛剤は服用するタイミングで効果が変わりますので気をつけてください。

鎮痛剤服用の大きなポイントは痛くなる前に飲むことで、痛みの元であるプロスタグランジンが多く分泌されてから鎮痛剤を飲んでも効果が出ません。自分の生理痛がどのように始まるのか女性は大体知っていると思われますが、そろそろ痛くなりそうだと思った時に飲むのがベストです。

また、鎮痛剤は成分によって効果の現れ方が少しずつ異なりますから、頭痛や眠気など生理痛以外の症状にもマッチした鎮痛剤を選ぶようにしましょう。

体を冷やさない

体を冷やさない

生理が始まるとプロゲステロンの分泌量が減って低温期に入ります。加えて生理前から生理中は腰周りに血液が集中するため手足に血液が届かなくなり、体温低下と合わさって体が冷えやすくなります。

体が冷えれば子宮収縮が鈍くなり出血がダラダラ続くようになるだけでなく、子宮収縮作用を促すために更に多くのプロスタグランジンが分泌され生理痛が悪化する恐れが出てきます。足湯を使ったり温めのお風呂にゆっくり入るなど、体を温めることを意識しましょう。

軽い運動で血行促進

軽い運動で血行促進

生理痛が軽い方は、ぜひストレッチやウォーキングなどの運動を取り入れてみましょう。

運動で体が温まれば副交感神経が優位になるので生理中のイライラを抑えられますし、ウォーキングをすれば重力で血液が早く排出されて生理が早く終わるなど、生理中の軽い運動は体を温める以外にも女性に嬉しい効果がたくさんあります。もちろん生理痛で動くのが億劫という方は、無理をせず安静を優先してくださいね。

生理4~7日目の過ごし方

生理4~7日目の過ごし方

生理3日目を過ぎると、生理痛も治まって出血も少なくなってきます。体調の良い時期が近づいてきていますから、特にダイエットをしている方はこの時期から運動を始めるとスムーズに減量へと繋げられます。体も心も生理後に向けて準備をしていきましょう。

姿勢をチェックしてみよう

姿勢をチェックしてみよう

生理後半に少しずつ出血するのはわずらわしく、出来るなら早く終わりにしたいです。そんな時は自分の姿勢をチェックしてみましょう。耳・肩・指・くるぶしが一直線に並ぶのが理想の姿勢ですが、猫背だと子宮が後ろに倒れてしまい子宮内の出血を上手く排出できなくなり、少量の出血が続きます。

座っている時も同様で、骨盤下部にある仙骨が椅子の座面に直立するように座ると、子宮の位置が正しくなって経血が一気に流れ出ます。足を組んで座る方は骨盤がゆがんで生理痛を悪化させる可能性があるので、今からでも姿勢を正していきましょう。

生理中は控えたほうがいいもの

生理中は控えたほうがいいもの

生理中は免疫力の低下に加えて体が敏感になっています。普段なら気にせず行っていることでも、生理中は過敏に反応してしまう可能性があるので、控えたほうが良い場合があります。

お酒、アルコールは控える

お酒、アルコールは控える

アルコールは血管を拡げて血行促進効果をもたらしますが、少し時間が経つと反対に血管を収縮させます。血管が収縮すればその分血流が妨げられますから、体の冷えにつながります。

生理中の方にとって体の冷えはデメリットにしかなりませんから、アルコールは飲まないほうが良いのです。また、プロゲステロンが内臓器官を低下させる働きをするので、アルコールを分解する肝臓機能が弱りアルコールがいつもよりも長く体内にとどまるため、二日酔いしやすいと言われています。

糖分を控える

糖分を控える

白砂糖は体内に入ると一気に血糖値を上げますが、あがりすぎると今度はインスリンを大量に送って血糖値を抑えようとします。その時に体温が下がり生理痛の悪化につながると言われています。

特に生理前から生理中はプロゲステロンの作用でインスリンの働きが鈍くなるため、通常の働きをさせるためにインスリン分泌が過剰になりやすく、余計に体が冷える結果になります。

また、血糖値の上下の動きが激しくなるとそれだけイライラしやすくなり、そのイライラ解消に甘いものを食べて血糖値が再び上がる、というように悪循環に陥ってしまいます。糖分が減らせない時は、せめて黒糖や蜂蜜など精製されていないナチュラルな糖分を選ぶようにしましょう。

性行為は控える

性行為は控える

生理中に性欲が増える女性も多いですが、生理中の性行為は危険がたくさんあることを理解しておきましょう。

まずは免疫力が落ちているので性行為でカンジダやクラミジアに感染しやすい事、それから下腹部痛があるのに性行為を繰り返すと普段でも性行為時に腹痛を起こすようになり、性行為自体ができなくなってしまう事があります。

また、経血が逆流して子宮内膜症を引き起こす原因の一つにも数えられます。生理中に性行為をする時は、なるべくなら挿入しない方法をパートナーと話し合いましょう。

生理のトラブルを緩和する食材を食べよう

生理のトラブルを緩和する食材を食べよう

生理痛が強い方は鎮痛剤が手放せませんが、鎮痛剤の効果に慣れてしまうと更に強い鎮痛剤を求めるようになって、体に良くありません。実は毎日の食事でも生理痛を抑えることができます。

生理に関係するトラブルを緩和する栄養はビタミンB6・マグネシウム・亜鉛・鉄で、特にビタミンB6はつわりを軽くする成分として知られています。

ビタミンB6はマグロ・かつお・鶏肉、マグネシウムは大豆製品・ごま・アーモンド、亜鉛は肉・魚類、鉄はひじきや小松菜に多く含まれています。サプリメントでも良いのですが、食べ合わせの相乗効果もあるため食事からとるのが望ましいでしょう。

生理を早く終わらせたいそんな時に

生理の出血が続くと、早く終わらないかなとイライラしてしまうこともあるでしょう。実はちょっとした工夫で生理を早く終わらせることが可能です。

すぐに効果は現れないかもしれませんが、続けているうちに気がついたら生理の日数が短くなっていた、なんてこともあり得るでしょう。まずは試してみてはいかがでしょうか。

生理用品を変えるてみる

生理用品を変えるてみる

生理中は使い捨てのナプキンを使う方がほとんどですが、実はそのナプキンが生理を長引かせる原因の一つです。

ナプキンを一定時間つけていると吸収した血液が冷えるため、ナプキンが密着している部分も冷えて子宮収縮機能が鈍り、子宮内の血液をすべて排出するまでに時間がかかってしまうのです。

また、複数用意するとかさばるのもデメリットですね。生理用品はナプキンだけでなくタンポンや月経カップがあり、どちらも体を冷やさず携帯が便利というメリットがありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

骨盤底筋を鍛える

骨盤底筋を鍛える

生理用品のなかった昔は、現在よりも生理期間が短かったと言われています。服を汚さないために膣の筋肉を締めトイレで腹圧をかけて一気に排出する方法だったため、何日も経血がダラダラ流れることはありませんでした。

実は膣や肛門を締めて緩めるのを繰り返して骨盤底筋を鍛えることで、現在でも生理を早く終わらせることが可能です。最初は難しいかもしれませんが、気がついた時にトレーニングをすれば自然と体が慣れてきますし、生理を早く終わらせるだけでなく尿漏れや膣の緩みなどの症状の改善効果も期待できます。

ツボ押しをしてみる

ツボ押しをしてみる

生理の出血が少しずつダラダラ続く時は、血行が悪く子宮収縮機能が低下していると考えられます。血液が残らず早く排出されるためには、冷えや血行促進効果のあるツボ押しがおススメです。

生理痛や生理中の冷えに効く三陰交は、くるぶしの一番上から指4本分上がった場所にあるツボで、血行促進効果のある血海は膝頭の上から指3本分上がった膝の内側にあります。

ただ、どちらも出血量を増やすので生理が始まってから3日間は行わないほうが良いでしょう。ツボ押しを試す時は、生理4日目以降に行うようにしてください。

酷いときは病院へ

酷いときは病院へ

女性は誰でも自分の生理のパターンを大体知っていますが、例えば生理期間が急に長く・短くなるなどそのパターンから外れたような場合は、何か異常が発生している可能性がありますので病院を受診しましょう。

例えば1・2日で生理が終わる過短月経や8日以上続く過長月経は、ホルモンバランスの崩れや子宮系の病気の可能性があります。

また、急な変化がなかったとしても、毎月ひどい生理痛で日常生活に支障が出ていたり、毎回貧血に陥るほど経血量が多い場合も、病院で病気を発見できたり治療で症状を軽減できます。生理中に起こるトラブルは、我慢しないで病院で相談してくださいね。

まとめ

生理の時期を憂鬱に感じる方も多いですが、生理中の体の変化や起こりうる不調をきちんと把握すると対策を立てやすくなります。生理初日~3日目までは無理をしないでゆっくり過ごすことが大事ですが、4日目以降は生理後の生活に向けて心と体を準備する時期と考えて行動することを意識しましょう。

また、食事内容を見直して生理痛改善メニューを試してみたり、日ごろからトレーニングをして生理期間の短縮に挑戦してみるのも良いでしょう。生理中をイライラして過ごすだけでは勿体ないですから、女性に与えられた特別な時間と思って過ごしてみてはいかがでしょうか。

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