生理痛のツボについて知っておきたいこと

生理痛が発生すると、今すぐどうにかしたい!と思ってしまいますよね。生理痛を緩和させる方法として、薬を使用する方もいらっしゃると思いますが、副作用の心配もあるためできるだけ控えたいと考えている方も多いことでしょう。

生理痛を緩和させる他の方法としてオススメなのが、ツボによる生理痛緩和の方法です。さまざまなツボを刺激することで、生理痛をできるだけ早く和らげていきましょう。

そこで、生理痛に効くツボについてさまざまな情報をお届けするとともに、生理痛のメカニズムについてご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

PR

生理痛が起きる理由は?

生理痛が起きる理由

生理痛のツボを知る前に、まずは生理痛が起きるメカニズムについて簡単に学んでおきましょう。生理痛は、生理が起きることで発生するさまざまな身体の不調のことを言います。

お腹に痛みが生じたり、腰が重く痛くなったり、吐き気や下痢などの症状に悩まされる方もいらっしゃるでしょう。生理痛の強弱は人それぞれ違いがあり、軽い症状で気にならないレベルの方もいれば、重い症状で日常生活に支障が出るほど辛いレベルの方もいます。

生理痛に個人差が起きるのは、生理が起きるうえで欠かせないあるホルモンのバランスが崩れてしまっているからです。ホルモンバランスが正常なら、生理痛が起きる可能性は低くなり、ホルモンバランスが崩れていると、生理痛が発生しひどくなる可能性があります。では、どんなホルモンが生理に関係しているのでしょうか。

生理に関わるホルモン

生理に関わるホルモン

生理痛は生理からくるものですが、生理が発生するのはあるホルモンの作用が関係しています。女性の身体に生理が起きるのは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンという2つのホルモンが作用しているからです。

黄体ホルモンは主に受精卵を育てるために作用し、卵胞ホルモンは卵巣にいる卵子のひとつを成長させて排卵するために作用します。

それぞれの役割があるからこそ、女性は子供を授かることができ、生理を毎月起こすことができるのです。

生理が発生するのは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが急激に減少するからです。この時、身体に大きな負担が生じそれが生理痛として表に現れてくるのです。

生理が起きるメカニズム

生理が起きるメカニズム

生理痛は生理からくるものですが、その生理は黄体ホルモンと卵胞ホルモンから引き起こされます。では、具体的にどのような状態になり生理が発生するのでしょうか。

まず、卵胞ホルモンは卵巣にいるひとつの卵子を育て、排卵させると同時に子宮内膜を厚くさせていきます。そして、排卵された卵子が着床しやすいよう黄体ホルモンが体温を上昇させ、子宮内膜の環境をより良い状態にキープさせるのです。

しかし、卵子が受精しなかったり着床しなかったりした場合、準備していた子宮内膜の環境は不要になります。そのため、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌は減り、それにより厚くなっていた子宮内膜の組織は剥がれ落ちるため、生理が発生するのです。

生理前にはさまざまなホルモンの変化が見られるため、まだ生理が始まっていないのに生理痛に似た症状が起きることがあります。

それが、月経前症候群です。月経前症候群も生理痛のひとつとして考えられており、ホルモンバランスの乱れが生理前に起きる生理痛の原因となっています。

生理が始まってからの生理痛

生理が始まってからの生理痛

生理痛は、生理前に発生することがありますが、生理が始まってから発生することがほとんどです。具体的な生理痛としては、腹痛が最も多く特に下腹部辺りに痛みを感じることが多いようです。

また、腰痛や下痢、身体の倦怠感が生じる場合も多く、たくさんの女性が生理痛に悩んでいます。生理が始まってから発生する生理痛は、プロスタグランジンという物質が関連しています。

プロスタグランジンとは、子宮を大きく収縮させる物質のことで、子宮内膜から剥がれ落ちた組織を外に排出するために作用しています。しかし、身体にとっては急に子宮が動いてしまうため、痛みやだるさなどの生理痛が発生しやすくなります。

プロスタグランジンは、子宮が動かなければ動かないほど多く分泌されるため、冷えやすい体質の方は注意が必要です。

生理が終わりに近づいても残る生理痛

生理が終わりに近づいても残る生理痛

生理痛の中には、生理が後半に差し掛かってから出てくるものがあります。これは、身体全体の血流が滞っていることから発生するもので、子宮周辺がうっ血している状態に近いことから引き起こされるものです。

生理が始まると、安静にすることが多く必要最低限の行動しかしなくなります。また、生理の不快感からイライラすることも多いため、ストレスが溜まり血液循環がさらに悪くなってしまうのです。

そのため、生理が終わりに近づいていても、なかなか生理痛が緩和されないことがあります。血液をドロドロにしやすい食べ物を食べている方や、運動不足の方、冷えやすい方は注意するようにしましょう。

生理痛に効くツボについて

生理痛には、さまざまな種類があることがお分かりいただけたと思います。生理前から始まるホルモンが関係している生理痛もあれば、子宮が大きく動くことから生じる生理前半の生理痛、血液循環が悪くなりうっ血した状態から生じる生理後半の生理痛など、さまざまな原因があります。

では、生理痛が発生したときはどのようなツボが効果的なのでしょうか。部位別に効果的なツボについて、詳しくご紹介していきましょう。

腹部にあるツボ

腹部にあるツボ

生理痛に効くツボとして、まずは腹部にあるツボをご紹介しておきましょう。腹部には、関元(カンゲン)、気海(キカイ)、中極(チュウキョク)、帰来(キライ)というツボがあります。

「関元」は、丹田とも呼ばれる場所で、お臍から4本指をあてた真下にあります。生理痛や、生理不順、冷えや腰痛にも効果があるツボで、優しくほぐすように押すのがポイントです。

「気海」はお臍から2本指をあてた真下にあります。生理痛や、下痢、便秘など腸の不具合に効果があるツボで、優しくほぐすように押すのがポイントです。

「中極」は、お臍から5本指をあてた真下にあります。ちょうど、関元の位置から指1本分ほど下がった部分です。生理痛や、生理不順、冷えや腰痛に効果があるツボで、優しくほぐすように押すのがポイントです。

「帰来」は、中極のツボから左右に3本指をあてた位置にあります。生理痛や、生理不順に効果があるツボで、指先をクルクル回転させるようにしながら優しくマッサージするのがポイントです。

内ももにあるツボ

内ももにあるツボ

生理痛に効くツボとして、次は内側の太ももにあるツボをご紹介しておきましょう。

内側の太ももにあるツボは陰廉(インレン)と五里(ゴリ)があります。「陰廉」は内側の太ももの付け根辺りから3本指をあてて下~前側の太ももにかけてあります。

「五里」は、陰廉からさらに1本指をあてた真下にあります。下半身全体の冷えを緩和し、筋肉の緊張などを解きほぐすツボです。

気温差による冷えが生じた場合には、このツボを刺激すると身体の冷えが取り除かれ、生理痛を緩和させることができるでしょう。

膝にあるツボ

膝にあるツボ

生理に効くツボとして、次に膝周辺にあるツボをご紹介しておきましょう。膝周辺にある生理に効くツボは、血海(ケッカイ)と足三里(アシサンリ)があります。

「血海」は、膝のお皿の内側から上に3本指をあてた辺りにあります。足を伸ばしたときに膝の内側に窪みが出てきますが、その窪みの上端がツボの位置です。

血流を改善させるために役立つツボで、生理痛、生理不順、腰痛、冷え、血行不良などに効果があります。ツボは、親指を重ねるようにして指圧し、ゆっくりと離して繰り返し行いましょう。

「足三里」は、膝下お皿の下側にある窪みに親指をあて、小指があたるすねの外側の位置にあります。

生理痛や生理不順、婦人系の病気、体力増強、足の疲労回復、むくみ、胃腸など幅広く効果が期待できる万能なツボと言われています。

足三里は、親指を使ってゆっくりと少し刷り込むように押し、3秒したら離します。これを数回繰り返して刺激しましょう。ただ、強く押し過ぎたり、長時間指圧し続けたりすると逆効果になりますのでやりすぎには注意が必要です。

足回りにあるツボ

足回りにあるツボ

 

生理に効くツボとして、次は足にあるツボをご紹介しておきましょう。

足にある生理に効くツボには、三陰交(サンインコウ)、照海(ショウカイ)、行間(コウカン)があります。

「三陰交」は生理を始め女性のあらゆる症状に効果が期待できる有名なツボです。

足首の内側にあるくるぶしの頂点から、上に4本指をあてたところにあり、ちょうどすねの骨の後ろ側に窪みを感じることができるでしょう。三陰交は、ホルモンの分泌を整え、生理痛や生理不順、冷えや血行不良、などに効果があります。

親指をツボにあて、足首を掴むように握りながらゆっくり指圧していきましょう。少しずつ力を加え、ツボを中心に骨に沿うようにマッサージすると効果的です。

「照海」は、内側にあるくるぶしの頂点から、下に1本指をあてたところにあります。生理痛、生理不順、冷え性に効果があるツボです。親指の先をツボにあて、足首を掴むようにしてゆっくりと指圧すると効果的です。

「行間」は、脚の親指と人差し指の間にある甲側の窪みにあります。生理通や、精神安定、足裏の痛みの緩和、眼精疲労などに効果があります。

効果的なツボの押し方

生理に効くツボは、下半身に集中していることがお分かり頂けると思います。では、このツボをより効果的に刺激するためにはどんな工夫が必要なのでしょうか。

まず、身体が冷えた状態のままでいるとツボを刺激しても効果が現れるのに時間がかかるため、ホットタオルでツボを温めたり、入浴して冷えを取り除いておいたりすると良いでしょう。

ツボは痛いから効いていると勘違いしている方もいらっしゃいますが、痛みが無くても効果は表れてきます。

痛みがないと効いた気がしないとグリグリ強く押し続けてしまうと、ツボの刺激が逆効果となって生理痛の症状が悪化してしまう恐れもあるので、あくまで優しく刺激するようにしてください。

ツボを押してはいけない時は?

ツボを押してはいけない時は?

ツボは即効があるので、体調が優れないと思った時ならいつでも押してよいのですが、時としてツボを押すと逆効果になるパターンがあります。

食後1時間は運動してはいけないというように、ツボ押しも避けた方が良いでしょう。ツボ押しは血行を促進するため、消化機能が低下してしまう事があるからです。同様の理由で高熱があったり泥酔している方へのツボ押しは止めましょう。

また、重度の糖尿病や骨粗しょう症など、持病によってはツボ押しをしてはいけない方もいるので、注意しましょう。反対にそれさえ守れば十分な効果が得られますので、ツボ押し自体を避ける必要はまったくありません。

お灸について

お灸について

生理に効くツボは、指圧だけでなくお灸で行っても効果的です。最近は、自分で簡単にできるタイプのお灸が出ているので、初心者でも安心して使用することができるでしょう。

お灸を使用する時の注意点として、熱さを我慢しないということがあります。

お灸をしてやけどをするくらい熱いのを我慢してしまうと、強くツボを押した時のように逆効果となってしまう恐れがあるため、熱いと感じる前に取り除くようにしましょう。

鍼灸院で確実に

鍼灸院で確実に

生理痛に効くツボは、自分でも行うことができますがより的確にツボを刺激したいという場合は鍼灸院で治療をしてもらうのも良いでしょう。

鍼を使用することで、より深くツボを刺激することができるからです。また、間違ったツボの刺激で生理痛が悪化してしまう可能性もなくなるでしょう。

漢方薬と併用

漢方薬と併用

生理痛に効くツボを刺激しつつ、漢方薬を併用するのもオススメです。

で相談し、生理痛の症状と現れる時期を詳しく伝えれば、適した漢方薬を処方してもらうことができるでしょう。

ただ、体質によっては漢方薬でも副作用が強く出る可能性がありますので、薬剤師によく相談し体質に合ったものを選ぶようにしてください。また、ツボの刺激を行っている場合は、薬剤師にその内容も伝えておくと安心です。

それでも治まらない場合

それでも治まらない場合

生理痛に効くツボについてご紹介しましたが、それでも生理痛が治まらない場合は、一度産婦人科できちんと診てもらうようにしましょう。ただの生理痛だと思っていると、思わぬ病気が関係していることがあるからです。

いつもとは違う生理痛だと感じたり、生理痛が激しかったり長引いたりしている場合は、すぐに診てもらうようにしてください。早期発見することで、病気の回復を早めることができます。

まとめ

生理痛に効くツボについて場所や押し方など詳しくご紹介しました。また、生理痛が起きるメカニズムについてもご説明しましたので、どのような仕組みから生理痛が発生するのか、お分かりいただけたと思います。

生理痛についてさまざまな知識を深め、生理に効くツボをいろいろ試して実践することで、辛かった生理痛を少しでも和らげていってくださいね。

PR