生理が予定日よりも早い時に知っておきたいこと

生理予定日よりも生理が早く来てしまい、焦ったり、不安になったりしたことはありませんか?生理が予定日よりも早く来るのは、なにか体に問題があるからでしょうか?

どんなに健康な方であっても、生理周期に多少のずれが生じるのは当たり前。女性の体はデリケート。とくに生理周期や生理中の症状には、精神的ストレスや疲労などが大きく関わっているとされています。

生理が予定日よりも早く来るのは、生理不順の一種ですが、生理周期が2、3日ずれるのは問題ないとされています。ただし一月に2回生理が来たり、生理周期が23日未満の場合、生理周期は不規則という場合は、一度産婦人科で診察を受けたほうがいいとされています。

生理が予定日よりも早いときに知っておきたいさまざまな情報を幅広くご紹介していきます。生理周期や女性ホルモンについての正しい知識を備えることこそ、生理周期の乱れを改善する早道です。

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生理周期とは?

生理周期とは?

生理の予定日は生理周期によって算定されます。通常、女性の生理周期は28日間とされていますが、これはあくまでも標準的なもので、もっと短い場合もあれば、長い場合もあります。

女性ホルモンの分泌が適正に行われている場合には、生理周期は規則的ですが、なんらかの理由により女性ホルモンの分泌に乱れが生じると、生理が予定日よりも早く始まったり、反対に遅く始まったりと、生理周期にずれが起きます。

正常な生理周期とは?

正常な生理周期とは?

生理周期にずれが生じているかどうかを把握するには、まず自分の生理周期についての確かな知識が要されます。生理周期や生理が続く日数には個人差がありますので、他の女性と比較して考えても意味がありません。

正常な範囲内の生理周期は25日間から38日間。生理周期が24日間以内、あるいは39日間以上の方は、他にとくに問題がなくても、一度専門医の診断を仰いだほうが安心です。

生理周期が23日以内のものを頻発月経、反対に39日以上と長いものを稀発月経と呼んでいます。

6日間以内のずれは許容範囲

正常な生理周期というのは、あくまでも基本的な周期であって、体調不良や病気、怪我、薬の服用、精神的なストレス、過労などにより、生理周期に一時的に乱れが生じることがあります。前回は正常範囲内であったにも関わらず、今回は生理が早く来たという場合、前回の生理周期とのずれをカウントしましょう。

ずれが6日間以内であれば、とりあえずは心配いりません。次回の生理周期が基本の生理周期に戻ったら、ずれは一時的なものだったことが分かります。しかしずれが数ヶ月にわたって何度も続く場合には、生理不順が疑われます。

生理が続く期間とは?

生理が続く期間とは?

生理周期に正常・異常があると同様、生理が続く期間にも正常なものと異常なものがあります。正常な生理期間は3日間から7日間。

生理が続く日数がこの範囲内であれば問題ないとされています。生理期間が3日以内のものは過短月経、8日間以上続くものは過長月経と呼ばれています。

経血の量について

経血の量について

生理の際の経血の量については、なかなか自分で把握することは難しいのですが、以下に挙げるポイントが目安になります。

経血量が多い兆候は、レバーのような塊が出る、ナプキンを一時間ごとに取り替える必要がある、3日目以降も経血の量が減らない、生理のときは外出を控えるなど。反対に経血の量が少なすぎる場合、ナプキンに微量の出血が付く程度で、生理の続く日数も1日、2日と非常に短いことが特徴です。

経血の量が多い生理は「過多月経」、反対に経血の量が少ない生理は「過少月経」と呼ばれています。

生理周期の正しい数え方とは?

生理周期の正しい数え方とは?

生理周期の正しい数え方は生理開始日から始めること。生理周期は生理開始日に始まり、次の生理が来るまでの間を1サイクルと捉えます。

排卵日の予測や妊娠しやすい日・妊娠しにくい日などの特定は、すべてこの生理周期を基本に考えますので、自分の生理についての記録をつけておくことが大切です。

生理周期管理アプリの利用

生理周期管理アプリの利用

自分の生理周期について把握していなければ、生理が予定よりも早いか・遅いかについて、曖昧な判断しか出来ません。面倒と思わずに、毎日基礎体温を付け、生理開始・終了を記録するようにしましょう。

基礎体温の測定や生理開始・終了の記録には、生理周期管理アプリが便利です。測定・記録だけでなく、生理日予測、生理周期や体調管理に加えて、体重管理なども出来ますので、体に関する事柄を総合的にまとめられます。

生理周期の分け方

生理周期の分け方

生理周期はそれぞれの特徴に応じて四つの段階に分けられています。生理が起こる時期は月経期と呼ばれ、ここが生理周期の始まりになります。

生理終了後は女性にとってもっとも過ごしやすく、快適な時期である「卵胞期」。卵胞期は増殖期とも呼ばれ、お肌の状態もベスト、精神状態も安定して、女性がもっとも輝いて見える時期になります。その後に排卵が起こる「排卵期」が来て、最後にプロゲステロンの分泌がもっとも活発になる黄体期が訪れます。

排卵期について

生理周期が28日間の方の場合、排卵が起こるのはちょうど生理と生理の間の中間になります。具体的には前回の生理開始から13日目から15日目が排卵期で、生理開始から排卵が起こるまでの期間は基礎体温グラフの低温期になります。

排卵日の前を境に女性ホルモンの分泌に変化が起こり、それまで分泌量が優勢だったエストロゲンに代わり、プロゲステロンの分泌量が急激に増加し、基礎体温は高温期へと移行していきます。

黄体期について

黄体期について

黄体期の特徴は基礎体温が高温期にあること。プロゲステロンという女性ホルモンの分泌が盛んになり、受精卵の着床や妊娠を促します。この時期は生理周期の後半に当たり、生理が始まるまでずっと基礎体温は高温期を維持します。

イライラや憂鬱感といった精神的な不調に加えて、眠気やおなかの張り、頭痛、肌荒れ、むくみといった生理前の症状があらわれるのもこの時期。生理周期全体を通じて、もっとも体調と精神状態が悪化する時期といえるでしょう。

生理が予定日よりも早く始まる理由とは?

生理が予定日よりも早く始まる理由とは?

生理周期について詳しく述べてきましたが、では生理が予定よりも早く始まる原因は何でしょうか?生理が早く来る理由は大きく分けて二つ。一つは体調不良やストレスなどにより、ホルモンバランスが乱れてしまう場合。

もう一つは女性ホルモンの分泌に異常が生じている場合。女性ホルモンの分泌異常には、さらにいくつかのパターンがあります。生理が早い理由について詳しく見ていきましょう!

ストレスや過労が原因

ストレスや過労が原因

女性の生理機能はストレスや過労による影響を受けやすいといわれています。残業が続いた、対人関係に悩んでいる、引越しや転職など環境に変化があった、無理なダイエットを行っている、寝不足や夜更かしをすることが多い、生活のリズムが不規則だ、栄養に偏りのある食事をしている。このような場合には、女性ホルモンのバランスが崩れやすく、これにより生理が早くなることがあります。

不規則な生活は生理の周期を早めるだけでなく、月経前症候群の症状を重くしたり、女性ホルモンの分泌過少につながる恐れもあります。生理周期の乱れを正すには、ストレスや疲労の緩和に努めなければなりません。

痩せている女性は生理が早くくる?

痩せている女性は生理が早くくる?

生理に関する噂の中に、痩せている女性は生理が早くくる、というものがあります。これは痩せている=ダイエットをしているとの連想から、このような話が出回っているのではないかと思われますが、実際には体重と生理周期には関連はありません。

ただし、体に負担のかかるダイエットを慢性的に行っている方や、極端な栄養不足に陥っている方は、女性ホルモンの分泌異常を招きやすくなります。生理が継続して早くくる方は、まず生活習慣・食習慣をあらため、規則正しい生活を目指すようにしましょう。

女性ホルモンの分泌異常

女性ホルモンの分泌異常

エストロゲンとプロゲステロンの分泌量に異常が生じると、生理周期が崩れてしまい、生理が早くなります。エストロゲンとプロゲステロンの分泌は、多すぎるのも少なすぎるのもどちらも問題。

二つの女性ホルモンの分泌量の異常は、生理周期を乱す原因になるだけでなく、そのままにしておくと不妊につながる恐れもありますので、生理周期に一つでも異常があれば、出来るだけ早期に産婦人科で詳しく診察してもらうようにしましょう。

頻発性月経の原因について

頻発性月経の原因について

生理周期が23日以内と短い生理は頻発性月経と呼ばれています。生理が予定よりも早いのは、この頻発性月経の症状のあらわれといえます。

頻発性月経の原因は大きく分けて三つ、①黄体機能不全によるもの、②排卵が起っていない状態、③卵胞期が短い卵胞期短縮型、となります。以下にこれら三つについて詳しく見ていきましょう。

黄体機能不全型頻発月経とは?

黄体機能不全とは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が不十分な状態を指します。黄体ホルモンは本来は、排卵日以降に分泌量がぐっと増え、そのまま維持されますが、なんらかの理由により分泌量が不十分になると、着床・妊娠を助けるという機能が果たされなくなります。

黄体ホルモンの不足

黄体ホルモンの分泌量が不足すると、子宮内膜の厚みが着床に相応しい状態に整えられず、妊娠しにくい状態が続きます。

また黄体ホルモンは、着床・妊娠を可能にするだけでなく、妊娠の成立以降は妊娠状態の継続に重要な役目を果たします。このはたらきにより、黄体ホルモンの分泌が十分でないと、流産が起きやすいといわれています。

黄体ホルモンの分泌量と生理周期の関係

黄体ホルモンの分泌量と生理周期の関係

黄体ホルモンの分泌量が不足すると、子宮内膜の厚みを十分な日数維持することが出来なくなります。このため子宮内膜が早く剥がれ落ちてきてしまい、予定よりも早く生理になります。

黄体機能不全になると、必然的に高温期が短くなり、生理周期の短い「頻発月経」になる可能性が高まります。

基礎体温にみる黄体機能不全の兆候

基礎体温にみる黄体機能不全の兆候

高温期が10日間以内と短い、基礎体温の低温期と高温期の差が少ない、高温期の途中で基礎体温が下降する、基礎体温グラフが不規則でジグザク模様を描く。

基礎体温グラフがこのような曲線を示したら、黄体機能不全が疑われます。ただしこれはあくまでもその可能性を示しているだけですので、気になる方は必ず産婦人科で黄体ホルモンの検査を受けるようにしてください。

排卵のない場合

排卵のない場合

生理周期が短く、排卵が起こっていない生理は、無排卵性頻発月経と呼ばれています。生理はくるにも関わらず、排卵がありませんので、妊娠の可能性はありません。

無排卵の原因としていちばんに挙げられるのは、卵巣機能低下。他にもホルモンの分泌を促す脳下垂体の機能障害などが挙げられます。無排卵症の場合、生理が早まるだけでなく、遅れることもよくあります。また生理と生理の間の間隔が長くなったり、症状が進むと生理がこなくなる「無月経」になることもあります。

卵胞期の短い卵胞期短縮症

卵胞期短縮症とは卵胞期の日数が短い状態を指します。卵胞期が短いためには生理が早まり、基礎体温の低温期が短くなります。

卵胞期が短いため、受精に適した卵子がうまく育たないことが多く、排卵はあるにも関わらず妊娠しやすい状態に陥ります。基礎体温グラフの低温期が短いだけでなく、高温期も長続きせず、生理周期自体が短くなることが特徴です。

着床出血の可能性

着床出血の可能性

生理が早くきたと思っていたら、実はその後妊娠していることが判明した。このような場合、生理だと思っていたのは実は着床出血だったということになります。

着床出血とは受精卵が子宮内膜に着床する際に起る微量の出血で、生理のときの出血と変わらないこともあれば、おりものに血が混じることもあります

着床出血の量は微量とされていますので、出血の量がひどく、おなかの痛みを伴う場合には不正出血の可能性もあります。不正出血はそのままにしておくと、命にかかわる重大な結果を招くことがあります。不正出血の原因はさまざま。子宮外妊娠や切迫流産に加えて、子宮内膜ポリープなどの病気にかかっているおそれもあるます。いつもの生理と少しでも違う兆候を感じたら、念のため診察を受けるようにしたほうが安心です。

まとめ

生理が予定よりも早いときに知っておきたい情報をご紹介しました。。生理が早いのは生理不順の一種。生理不順をそのままにしておくと、健康に重大な支障を来たすだけでなく、不妊につながる恐れもあります。

生理は女性の健康のバロメーター。生理周期や排卵などについての知識を備え、生理周期の乱れをなおすように努力しましょう。女性ホルモンの乱れのそもそもの原因は、生活習慣や食習慣の乱れにあります。生理不順に対して無頓着な態度を取るのはやめ、おかしいなと思うことがあれば、出来るだけ早く産婦人科で診察を受けるようにしましょう。

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