生理前の頭痛について知っておきたいこと

なんだか最近頭が重い、頭痛がひどくて仕事や家事をするのも辛いことってありますよね。原因がわからないまま我慢していると、生理が始まり納得したという経験をされる方も多いと思います。実際に、生理前に頭痛を感じる女性は多く、生理前の不調な症状を感じている女性は全体の8割にも上ると言われているのです。

しかし、毎月のように生理前になると頭痛に悩まされていては、来月もこの先もずっと続くのかと憂鬱になってしまいますよね。そこで、生理前の頭痛はどうして引き起こされてしまうのか、その原因や対策方法などについてたくさんの情報をご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

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生理とは

生理とは

生理前になると必ず頭痛が起きてしまうという方は、生理が頭痛に大きく関係していることを理解しているはずです。しかし、なぜ生理が頭痛に関係するのか、その原因はわからない方が多いことでしょう。まず、生理とは具体的にどのような状態のことを表しているのかご存知でしょうか。

生理は、排卵された卵子が受精や着床をしなかったため、子宮内膜に作られた組織が不要になりいったんはがしてキレイにするときに発生するものです。

不要な組織を子宮外に排出し、子宮内膜をキレイにリセットすることで、次の排卵が起きたときに新しい組織で受精卵の着床を受け入れることができます。生理は通常28日前後の周期で繰り返され、初潮から閉経まで続いていきます。

生理と頭痛の関係

生理と頭痛の関係

生理について改めて確認したところで、生理と頭痛の関係についてご紹介していきましょう。生理前になると頭痛が起きるのは、女性ホルモンの急激な変化が関係しています。生理は28日周期で繰り返されますが、そのうちの半分ずつで分泌される女性ホルモンの種類は変化します。

生理から排卵にかけて分泌されるのが卵胞ホルモン(エストロゲン)で、排卵から生理にかけて分泌されるのが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

生理前になると、黄体ホルモンから卵胞ホルモンからに切り替わるため、急にホルモンバランスが変わってしまいます。その影響が頭痛に現れてしまうのです。

生理前になると、頭痛だけでなくさまざまな不調が生じますが、これらはホルモンバランスの急変により引き起こされることが多いのです。

月経前症候群について

月経前症候群

生理になると、黄体ホルモンから卵胞ホルモンに切り替わるため、ホルモンバランスは急変し身体にさまざまな不調が生じます。頭痛を始め、腹痛や腰痛、吐き気や肌荒れ、精神的な不安定までホルモンバランスの急変が関係していると言われているのです。

生理前になると頭痛のような身体の不調が繰り返し起きてしまうことを「月経前症候群」と言います。月経前症候群はPMSと略して称されることもあり、女性たちの間では広く知られるようになりました。生理中の女性のうち、約8割が月経前症候群を経験しているのです。

このことから、生理前に頭痛など月経前症候群が現れることは、普通のことだと我慢してしまう方が大勢いらっしゃいます。

なぜ生理前に頭痛が起きるのか

なぜ生理前に起きるのか

生理は28日周期で繰り返され、時期により2つのホルモンが切り替わります。生理から排卵にかけて卵胞ホルモンが分泌され、排卵から生理にかけて黄体ホルモンが分泌されるわけですが、なぜ生理前の時期にだけ頭痛のような不調が現れるのでしょうか。

ホルモンバランスが切り替わるタイミングとしては、生理だけでなく排卵というタイミングもあります。排卵時には、卵胞ホルモンから黄体ホルモンに切り替わりますが、この時に生理前と比べると大きな身体の不調が生じないのは、なぜなのでしょうか。それは、ホルモンの作用が大きく関係しているのです。

女性ホルモンの作用

生理前になると頭痛など身体の不調が生じるのは、黄体ホルモンから卵胞ホルモンに切り替わる変化が大きいからです。では、なぜ生理前に不調が生じやすくなるのでしょうか。

排卵から生理にかけて分泌される黄体ホルモンは、体温を上昇させる作用があり、身体に水分を取り込みやすくむくみなどを発生しやすくします。また食欲が増加し、新陳代謝も落ちることから肌トラブルも引き起こされることが多いため、イライラや頭痛などの月経前症候群を誘発することが増えてきます。

一方、生理から排卵にかけて分泌される卵胞ホルモンは、新しい卵子を育て排卵させたら分泌が減少し、セロトニンという脳内物質も減少していきます。セロトニンが減少すると、脳内血管の拡張が起きやすくなるため、頭痛が生じやすくなるのです。排卵後からセロトニンの現象で頭痛が始まり、黄体ホルモンにより月経前症候群として頭痛も起きるため、生理前にはさまざまな不調が重なり、大きな負担となってまうのです。

頭痛の特徴

頭痛の特徴

頭痛と一口に言っても、さまざまな種類の頭痛があります。生理前に起きやすい頭痛としては、「ズキズキして、脈を打つように痛くなる」「気分転換にストレッチをしたり、身体を動かして血行を促進させたりすると痛くなる、というタイプが多くみられます。

人によっては、頭痛と共に吐き気が伴うこともありますし、目がチカチカまぶしい状態になったりすることもあるでしょう。片頭痛がひどく、立っていられなくなる場合もあります。頭痛を感じたときは無理をせず、安静にすることが重要です。

頭痛と鬱

頭痛と鬱

生理前になると頭痛が繰り返される女性の中には、生理が原因で頭痛が生じていることに気づいていない方もいらっしゃいます。原因不明の頭痛に悩まされるため、自分の性格を責める場合もあるようです。

また、痛みがひどい場合は仕事や家事に集中できないこともあるため、自分は怠け者だと鬱状態になる方もいます。

生理前に頭痛が起きるのは自然の作用とも言えますが、あまりにもひどい場合はきちんと治療をしていく必要があるでしょう。これくらいの頭痛は誰でも起きるものだと我慢せず、気持ちも落ち込んでしまうようなら心療内科を受診することも大切です。

むくみと頭痛

むくみと頭痛

生理前はむくみに悩む方がほとんどですが、足や顔・指など目に見える部分だけでなく「まさか」と思うような場所まで水分が溜まります。

むくみは通常細胞や血液内にある水分が増えたために細胞外にまで存在している状態を指しますが、この状態が頭蓋骨間隙に発生すると頭蓋骨が内部を圧迫して痛みが出るようになるのです。

生理前だけむくみが起こるのならば、生理が始まるまで薬で抑えるしかありませんが、生理前でなくてもむくみがある方は、冷え性やストレス・栄養不足・アルコールなどホルモン以外の原因が主だと考えてよいでしょう。頭痛が出た時はむくみが酷くないか、チェックしてみましょう。

頭痛のとりあえずの対処方法

頭痛のとりあえずの対処方法

生理前になると頭痛がひどくなる方の場合、どのように対処すればよいのでしょうか。まず目を使うことと頭痛は直結していることが多いので、目を酷使しないように気をつけましょう。長い時間パソコン作業を続けたり、スマートフォンを眺めていたりすると、思った以上に目を披露させてしまいます。

パソコンやスマートフォンからはブルーの強い光が発せられていて、目を疲れさせるだけでなく組織を傷めてしまう可能性もあるため、注意しましょう。頭痛が出てきたら、画面から目を離し、ゆっくりと目をつむって休ませるようにしてください。

目の周りを指で軽くトントンとたたいて解すのも良いでしょう。ホットタオルで目を温めるのも良いですが、血管が拡張したことによる頭痛の場合、悪化してしまう可能性もあります。頭痛がひどくなるようなら、冷たいタオルで目をリフレッシュさせるようにしましょう。

対策 ホルモンバランスの改善が大切

生理前の頭痛は、ホルモンバランスを整えることで和らげることも可能です。分泌されるホルモンの量が多すぎたり、逆に少なすぎたりすると身体に大きく影響してくるため、ホルモンバランスはできるだけ乱さないようにすることが大切です。

ホルモンバランスを乱す要因としては、睡眠不足、暴飲暴食、ストレス、運動不足、栄養不足などが挙げられるでしょう。それぞれ詳しく見ていきたいと思います。

睡眠不足を改善

睡眠不足を改善

生理前の頭痛を和らげるためにも、ホルモンバランスを整えることが大切です。睡眠不足はホルモンバランスに大きく影響しますので、できるだけ安定した睡眠を確保できるようにしましょう。

仕事や家事が忙しく、短い睡眠しかとれない方は、夜の22時~午前2時の時間帯を中心に睡眠を取れるようにしてください。この時間帯に睡眠を取っていると、ホルモンバランスが整いやすくなるからです。早朝に起きてできることは先延ばしにして、できるだけ決まった時間に眠れるようにしましょう。

また、強い光を浴びると脳が覚醒してしまいますので、部屋の明かりは暗くし、テレビやスマートフォンの画面も寝る直前には見ないようにしましょう。

睡眠の質を向上させよう

睡眠の質を向上させよう

生理前の頭痛を和らげるためには、安定した睡眠を確保して、ホルモンバランスを整える必要があります。短い睡眠であっても、時間帯を決めて質の良い睡眠を取ることができれば、ホルモンバランスへの影響を最小限に抑えることができるでしょう。

質の良い睡眠にするためには、事前の準備が必要です。お風呂にしっかり入って身体を温めることで体温差が生じ、眠気を感じやすくなります。人の身体は、体温が下がるときに眠気を感じるため、しっかりと身体を温めるようにしましょう。時間がない場合は、温めた豆乳や、白湯を飲んで体温を上げると効果が得られます。

軽くストレッチをして、リラックスできる音楽を聴きながら眠りにつくと、質の良い眠りを確保することができるでしょう。

暴飲暴食を改善

暴飲暴食を改善

生理前の頭痛を和らげるためには、暴飲暴食を見直しましょう。生理前になると、ついお腹が空いてたくさん食べてしまいがちですが、一度にたくさんの量を食べると内臓に大きな負担がかかってしまいます。食事の時間はできるだけ決めるようにして、ヘルシーな食事を心がけるようにしましょう。

生理前だと、つい甘いものを食べたくなってしまいますが、糖分の多い食べ物は血糖値を急上昇させてしまいます。血糖値が急上昇すると、頭痛がひどくなることがありますので、できるだけ甘い食べ物は控えるようにしてください。

ストレスの解消

ストレスの解消

生理前の頭痛を和らげるためには、ストレスを解消していくことが大切です。強いストレスを感じてしまうと、自律神経が乱れ、ホルモンバランスも崩れてしまいますので、ストレスを溜め込みすぎないようにしましょう。

自分がリラックスできる時間を短くても確保したり、お風呂にゆっくりつかったり、カラオケで熱唱したりと、取り入れやすいストレス解消法を見つけるようにしてください。

日々のストレスを溜め込みすぎず、適度に発散するようにしておけば、生理前に精神が不安定になることも少なくなってくるでしょう。

運動不足

運動不足

生理前の頭痛を和らげるために、運動不足を解消することも重要です。日頃から運動不足に陥っていると、ホルモンバランスが崩れやすくなってしまいます。

ただ、血管が拡張したことによる頭痛が起きているときに、急に運動をしてしまうと、血流が増えて頭痛が激しくなることがあります。生理前に頭痛が激しいときは、運動を控えるようにし生理が終わった時期からスタートするようにしましょう。

栄養不足

栄養不足

生理前の頭痛を和らげるために、必要な栄養素を積極的に摂ることも大切です。必要な栄養素が不足していると、頭痛が引き起こされることがあります。

鉄分やビタミンE、EPAなどの成分が入った食べ物を中心にすると、頭痛が起きにくくなると言われています。毎日のメニューに加え、おやつもナッツ類にするなど工夫していくと良いでしょう。

ピルで治療

ピルで治療

生理前になるとどうしても頭痛が辛い、我慢できないという時は病院でピルを処方してもらいましょう。低用量のピルを使用することで、ホルモンバランスを整え、過剰な分泌を抑えることができます。

頭痛の原因となっている女性ホルモンに直接アプローチするので、我慢できない頭痛が続く場合は相談するようにしましょう。

無理をしないこと

無理をしないこと

生理前になると頭痛がひどくなるとわかっている場合は、スケジュールを合わせて無理をしないよう事前に対策をしておくことも必要です。ある程度周期が安定している方なら、次の生理予定日も把握しやすいはずです。

スケジュール帳にあらかじめマークをつけておき、その期間はできるだけゆっくりと過ごせるようにしましょう。生理前は頭痛だけでなく身体のあちこちに不調が生じてきますし、気持ちも落ち込みやすくなるのでできるだけ大人しく過ごすのがオススメです。

まとめ

生理前の頭痛についてさまざまな情報を幅広くご紹介しました。頭痛が起きる原因にはいろんなことがありますが、対処方法を実践していくことで徐々に和らげていきましょう。

生活習慣を見直してホルモンバランスを整えることで、毎月起きる生理前の憂鬱な頭痛を吹き飛ばしていってくださいね。

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